Episode.95 - A sign ページ20
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その頃。
「…あ、あの」
Aは、とても動揺した音を吐いていた。…まあ、無理も無いといえば無い。
「どうしました?Aさん」
「な、ナオミさん…何故…何故私の髪を弄ってらっしゃるのですか…?」
与謝野、太宰、国木田が社長と話をしている間、Aはナオミに連れられ、何故か髪の毛を弄られているのだ。
此れは三つ編み…?とAは呟いた。
「三つ編み…
惜しいですね。此れはフィッシュボーンと言うんです」
「ふぃっしゅぼーん…?」
「そうです!」
ナオミはニッコリと満面の笑みを浮かべた。
Aはどうにか少しでも動揺を隠す為に、話題を変えようと新たに口を開いた。
「…ええと、ナオミさん。狐面…九尾の手掛かりは現在どうなのでしょうか?
ええと、もし良ければ…良ければ一時的でも良いので、此の案件、私にも手伝わせて頂けないでしょうか?』
「Aさん」
…ナオミは一瞬、谷崎が居る後ろを振り返り、手でサインをした。
谷崎はナオミに、何かを了承したようなサインをした。
「______さ、行きましょ!Aさん!」
「何処に、ですか?」
「…ふふ、決まってますわ。事務室です」
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A sign=サイン
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あやねっち - 更新楽しみです! (2020年6月21日 11時) (レス) id: a393e3772d (このIDを非表示/違反報告)
Aster.(プロフ) - 姫歌さん» 姫ちゃん!いえいえありがとう(*^ω^*)うふふふ、やったぜ。嬉しい…。 (2019年7月1日 17時) (レス) id: 2abe5b8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - 遅くなって御免!第三幕完結おめでとうございます!ボードでそのうち長ったらしい感想送ります (2019年6月30日 14時) (レス) id: d8a4d97043 (このIDを非表示/違反報告)
Aster.(プロフ) - 奏さん» 奏さんありがとうございますー!おお!良いところを突いて来ましたね…?嬉しいです(*^ω^*) (2019年6月26日 15時) (レス) id: 2abe5b8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 続編楽しみにしてます!!!5/5…まさか、敦くんの夢主ちゃんの…?!! (2019年6月25日 23時) (レス) id: ecccbd24aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aster. | 作成日時:2018年11月4日 18時