【文スト】何故、こんな事に…。 パート６【男主】

会いが一つ　誘拐 ページ24

福｢もうすぐ昼御飯の支度をしなくてはな｣


｢あ、俺も手伝います｣


立ち上がった福沢さんに続き、俺も立ち上がった。


乱歩さんもついでに立った。


乱｢僕Aのご飯食べたいなー｣


｢え"｣


…俺の料理なんて不出来だぞ…。


福｢…そうだな…私も食べてみたい｣


｢福沢さんの作った料理の方が美味しいですよ｣


乱｢美味しいか美味しくないかはどうでも良いの!!僕はAの料理が食べたい!!｣


｢えぇ…｣


乱｢だって太宰と織田作は毎日食べてるんでしょ!?僕が食べれてないのにも関わらず!!｣


｢…まぁ、同居してるんで｣


乱｢同居って言うな!!｣


｢…ルームシェアしてるんで｣


乱｢…まぁ、それなら｣


良いんだ…。


福｢…乱歩もこう言っている故、作ってはくれないか…？｣


｢…俺ので良いんですか｣


福｢私もお前の料理が食べてみたいのだ。頼む｣


｢…分かりました｣


乱｢わーい!!｣


ぴょんぴょんと飛び跳ねる乱歩さん。


可愛い。


福｢ではキッチンに案内する。使いたい器具などは言ってくれれば出す｣


｢助かります｣


福沢さんが俺の手を取り、歩き出した。


乱｢僕も行くー｣


｢うっ｣


乱歩さんがそう言い、俺の背中に飛び乗った。


片手で乱歩さんを下から支えながら、福沢さんと共にキッチンに移動した。









｢…｣


福/乱｢…｣ｼﾞｰ


｢…っ｣


…やりづらい…。


乱歩さんの要望で、今日の昼御飯はオムライス。


今は玉ねぎを微塵切りにしています。


目が痛いです。


｢…あの…見ないでもらえますか…｣


乱｢…上手いなー…って｣


福｢上手に出来ているな｣


｢あ、あざす…｣


褒められてしまったぜ。

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