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会いが一つ 誘拐 ページ23

ガラッ!!


2「!?」


乱「社長ぉー!!帰ったよー!!」


バタバタと走る音がした。


福「帰って、来たな…」


「…腕大丈夫ですか…?」


現在時刻、午前十一時。


あれからもう三時間経っていた。


二人共、寝てたし。


ずっと福沢さんの腕に頭を乗せてたけど大丈夫だろうか…。


福「何ともない。お前は私を軽く見すぎだぞ」


「心配してるんです」


福沢さんの腕をさする。


ちょっとでも血液が流れるようにね。


福「む、来たか」


足音が消えた。


バッ!!


乱「やっぱりね!!」


「う"っ!?」


ドサッ!!


開口一番、そう言うと俺に飛び付いてきた乱歩さん。


勢いで、雪崩てしまった。


俺の上に、乱歩さんが乗っかっている。


顔を鎖骨付近に擦り付けてる。


「おかえりなさい乱歩さん」


乱「ただいま!」


俺に輝かしい笑顔を向けた。


めちゃくちゃ可愛い。


「依頼はどうでした?」


乱「依頼はスグに片付けたけど移動に時間掛かった!」ムスッ


乱「電車は早くて良いけど乗客が多すぎる!満員電車なんて地獄だ!」


「満員電車に乗ったんですか!?」


それじゃあ痴漢に遭ってしまう…。


乱「僕が一人で満員電車に乗るわけないでしょ。Aが居ないなら尚更」


「俺…?」


もしや、壁としてか。


なるほー。


乱『満員電車ならAにくっつけるし…』


「とにかくお疲れ様でした」


乱「ま、社長の『喜ぶ者』のために頑張ったし」


「あと激励の言葉ですよね」


乱「…まぁ、うん」


おほほほほ。


素直でんな〜。


「福沢さんの『喜ぶ物』って何だったんですか?」


2「……ん?」


「やっぱりお菓子?」


乱「…はぁ」


「え"」


福「…まぁ、菓子より余程喜んだだろ」


乱「まぁね」


福沢さんが、俺の背中と床の間に手を入れ、俺の体を起こした。


乱歩さんが乗っているというのに、いとも簡単にやられた。


福沢さんカッコ良い。

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(プロフ) - 咲希さん» どうも,いか星人こと碧です←←← (2017年6月8日 20時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» おや、貴方も夢主に洗脳されましたね、いか星人。 (2017年6月8日 19時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さきいか食べながらこの小説を読んでいたことについて← (2017年6月8日 19時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 咲希さん» 勉強終わってから見てみます (2017年6月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» この作品にの作者から、に書きました!それとツイートの方を見てくだされば分かると思います! (2017年6月6日 20時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈佐 | 作成日時:2017年5月15日 0時

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