【文スト】こんな事になりました。パート２【自作コラボ】

愛が一つ ページ35

乱『Aもなんで僕じゃない僕を見るの!!』


全『おぉ』


『』ﾌﾞｼｬｯ


乱歩さんはそう言いながら俺に抱き着いてきた。


頭をグリグリ押し付けられてる。


乱歩さん、貴方罪深いよ。


乱『さっきからずっと構ってくれない!!なんでよ!!』


『か、構ってるじゃないですか…』


乱『足りない!!全然足りない!!』


『おぉ…!!』


可愛いよぉ…。


乱歩さんを抱き締め、めちゃくちゃに力を入れた。


乱『やっと会えたのに全く僕に構わないじゃん!!目の前に居るでしょ!!』


『もう許してくれませんか…』


乱『全然許せない!!』


乱『ずっと違う僕とAに構ってさ!!僕に構ってー!!』


『っ』


『分かりましたっ!!乱歩さん俺とデート行きましょう!!』


乱『!!』


全『おぉ』


デートならば許してくれるだろう。


いや、許して欲しい。


乱『行く!!行きたい!!早く行こ!!』


『っ！』


目を輝かせ、俺の腕をグイグイと引っ張る乱歩さん。


カメラ持ってれば良かった。


福『私も行く』


乱『社長はダメ!!僕とAのデートなの!!』


福『ははっ、分かっている。下までという事だ』


乱『…それならまぁ』


『何か買いに行くのですか？』


福『あぁ、重要な物だ』


『おぉ』


…重要な物ってなんだろ。


福『さぁ行こう』


福沢さんは俺と乱歩さんの背に手を当て、進んだ。


｢あぁ、Aさん…!!｣


『デートしてくる、じゃあな』


何故か泣いているAに手を振り、探偵社を出た…。

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