【文スト】こんな事になりました。【自作コラボ】

会いが一つ ページ37

『A、ジャケット脱いでくれ』


｢ぇ…そんな、破恋知ですよっ｣


『お前の脳内が破恋知だわ』


カラカラ笑って、俺の頭を撫でた。


Aさんの言う通りにジャケットを脱ぐと、Aさんはジャケットを持って応接間に向かった。


俺もAさんの腕に飛び付き、一緒に向かった。


『裸の作之助さん居るから目瞑れ』


｢あっす｣


目を瞑ると、Aさんはゆっくり歩いてくれた。


立ち止まると、Aさんに目を開けろと言われた。


｢うわあ｣


目を開けると、真正面に裸にジャケットを掛けられた作之助君がいた。


目を閉じ、息を……して、いるのだろうか…。


『俺が帰るまで作之助さんを見張っててくれ』


｢どこかに行くんですか…？｣


一緒にいて欲しいのに…。


『作之助さんと俺の換えのシャツ買いに行く』


｢…俺も一緒n(『だめ』…｣


『お前には作之助さんを守る任務を与えるんだ』


｢任務…！｣


作之助君強いけども…！


任務は良い響きだ…！


『無事遂行出来たら、ご褒美をあげよう』


｢ご褒美…!!｣


『ちゃんと出来るか？』


｢出来ます!!｣


『ん、良い返事だ』


Aさんは微笑みながら俺の頭を撫で、行ってくると言い、出掛けた。


…ご褒美…なんだろ…!!


頑張らないと…!!

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