【文スト】こんな事になりました。【自作コラボ】 (ページ31)

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会いが一つページ31

『子供達って…幸介達の事か…？』

｢知ってるんじゃないですか｣

『でも彼奴等を養ってるの、店主だよな？』

｢織田作さんですよ？｣

『…？』

首を傾げるAさん。

話が噛み合わないな…。

太｢その話って誰に聞いたの？｣

『作之助さんです』

｢えぇ…？｣

…なんで態々嘘を…？

織『ｳｯ……』

あ、起きた。

太｢ねぇ織田作、なんで子供達養ってるの教えてなかったの？｣

『そうですよー』

太宰さんとAさんが作之助君に聞いた。

織『…誰がこいつに教えた…』

全｢っ!?｣

突然、作之助君からビリビリするのが放たれた。

冷や汗が、流れる。

…言っちゃ、ダメだったの…？

『俺が貴方に聞いているんです』

全｢！｣

Aさんが作之助君の頬を両手で包み、目を合わせた。

…俺の事…庇ってくれたのかな…。

織『…いや…色々あって…』

顔を青くしてAさんから目を逸らした作之助君。

…なんでそんなにAさんに怯えてるんだろ…。

『…まぁ、良いです』

Aさんが作之助君から離れた。

織｢お前、今はどうやって稼いでるんだ？｣

織『…』

『気になりますね。稼ぎはどこから？』

お｢カレー出来たわよ〜｣

全｢！｣

織『こ、この話は食べ終わってからにしよう』

カレーが作之助君の前に置かれた。

『…そうですね』

そう言ってAさんはスプーンを取り、カレーを一口すくって作之助君の口元に持っていった。

｢…え、Aさん…？｣

なにを…。

『あ、そうだった』

スプーンを皿に置いた。

『作之助さん、挨拶』

織『『いただきます』』

そう言うと、再びスプーンを持ち、カレーを作之助君に食べさせた。

その後、作之助君が自分で食べる事はなかった…。