【文スト】こんな事になりました。【自作コラボ】

会いが一つ ページ28

織『A、作之助君の頭も空いてるぞ』


『肘掛けにしろと？』


織『なんでだ!!』


『逆になんでだ』


太｢ぶはっ｣


ゲラゲラ笑い出した太宰さん。


織田作さんの冷ややかな視線が突き刺さってる。


｢…織田作さんがぐでってるの、何か凄い｣


『確かに、そちらの作之助君はちゃんとしてるよね』


織『おい、作之助君は俺だけだぞ』


『同じ人でしょう』


織『作之助君と呼んで良いのは俺だけだ』


『あ、そういう事ですか』


｢作之助君…｣


…作之助君、って可愛いよね。


俺いつも織田作さん、だったから。


同級生感が。


『俺、織田作さん、って言うのちょっと憧れてる』


｢なんですかそれ｣


『作之助さん、じゃないと反応しないからさ』


『ね、織田作さん』


織『…』


｢…わぁ｣


じっ、とAさんを見続ける作之助君。


『…』


『…ふふっ』ﾆｺｯ


織『』


ゴッ!!


全｢!?｣


『なにしてるの!?』


いきなり作之助君がテーブルに頭突きした。


テーブルに赤い血が広がる。


Aさんが作之助君を起こすと、鼻血が流れていた。


ナフキンで鼻血を拭いていくAさん。


『どうしたんですか…いきなり…』


作之助君の鼻にナフキンを押し付けたまま、新しく出したナフキンでテーブルを拭いていくAさん。


出来る人だ。


織『…ちょっと…剛速球が…』


『油断だらけですね。ぶっ潰しますよ？』


織『死ぬ死ぬ』


｢…ぶっ潰す…｣


ヤンチャだね、Aさん。

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