会いが一つ ページ19
三人は話しながら歩き、冷蔵庫へと進んだ。
僕はそんな三人に近付き、
『うぐ』
2「!」
乱「沢山買ったねA達」
『おぉ!乱歩さん』
乱「おかえり」
『ただいまです』
Aは背中にもたれた僕の頭を撫でてくれた。
優しく、温かい手で。
『あ、これお土産です』
乱「!」
『皆で分けて下さいね』
そう言ってAは僕に、お菓子がいっぱい入った袋を渡してきた。
『あとこれ』
乱「!」
乱「これ…!」
こっそりと僕に持たせたお菓子。
それは僕が一番好きで、誰にも教えたことなかったヤツだった。
『ふふっ、俺の世界の乱歩さん、それが一番好きなんです』
乱「…僕も好き」
『良かった、喜んでもらえました?』
乱「うん!!ありがと!!」
『!』
『…ふふっ』
僕がAに抱き着くと、Aは優しく頭を撫でてくれた。
特別扱いされてるのが、凄い嬉しい。
Aにとっては代わりの存在だけど、それでも、嬉しかった。
僕は、Aの代わりだからとか、そんな事は思ってない。
ただ単に、このAに特別扱いされてるのが、嬉しいだけだ。
「Aさん、全部入りませんよ?」
『買いすぎちゃったか〜』
恥ずかそうに笑ったA。
可愛い。
国「…タイムセールだ、仕方ない」
『…ですよね』
乱「それでも買いすぎじゃない?」
まだ袋二つ分残っている。
つまり、冷蔵庫に入らない分が、二つもあるのだ。
それもパンパンなのが。
「でも乱歩さん、これ全部合わせて二千円しないんですよ!」
乱「…は?」
『そうなんですよ!これで二千以内です!』
国「…赤字覚悟だよな」
『有難いですよね』
乱「…え?」
…こんな買って…二千以内…?
…安すぎだろ…。
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碧(プロフ) - 咲希さん» どっちもだ(キリッ) (2017年6月27日 3時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» どっちのだwww (2017年6月26日 23時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - ショタの夢主めっちゃ見たい← (2017年6月26日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - 咲希さん» 大丈夫,僕もそんな咲希さん嫌いじゃないよ★← (2017年6月24日 22時) (携帯から) (レス) id: 7096e0dc28 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 碧さん» おい、棒読みバレてるからな(ΦωΦ) (2017年6月24日 22時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈佐 | 作成日時:2017年6月18日 18時