18話 ページ18
*
「あぁ〜〜荘園に来てもう何百回目の女子会だろこれ」
んーーっと大きく背伸びをして清々しい空を全身で堪能する。
「流石に百回はないでしょう.....でも確かに結構経った感じはするわね」
「もうここに何日....何年いるんだろう。
......私も少しは大人になれたかな」
「そう焦らずとも自然と大人になっているわ。大人になる前にこのゲームも既に終わってるかもしれないし」
そう静かに微笑むエミリー。
「いろんな意味で終わってるかもしれないわね」
「こら、そんなこと言わないのウィラ」
「冗談だって」
品のある笑顔で微笑むウィラ。
とある日の午後3時。
緑豊かな場所でティータイムをするのはもう恒例化しつつあるこの頃。
「新しいお茶出来たわ。お代わりいる人〜？」
「あ、エミリー。私お代わり欲しい。」
ティーカップを掲げてそう言うと、エミリーとウィラは眼を丸くして唖然とした表情で私を見つめる。
「え、なに？」
「い、いや....なんか一瞬Aじゃなかったように見えたわ」
「あら、エミリーもそう？私も凄い、よくわからないけどちょっぴり新鮮な気がした」
いや、新鮮な気って....。
「ふっ、ちょっと雌になれたんじゃない？」
「いやだから雌言うな」
エミリーから暖かいお茶をもらい、ゴクリと飲んだ。
その瞬間お腹がずきりと今までにないほどの激痛が走った。
あまりの痛さに紅茶を地面に溢し、椅子から転げ落ちて両手でお腹を抱える。
「「A！？」」
「痛い....お腹が痛いの....」
「ウィラ、今すぐ男の人を呼んできて！出来るだけ力持ちの人！」
「わかった！」
腹部の下らへんがズキズキと痛む。なんだこれ、私死ぬの？死んじゃうの？
「エミリー....やだ....なんか気持ち悪いよ....」
「大丈夫だから、落ち着いて....深呼吸して」
頭がふわふわする。のに、痛みは治らない。
気が付いたら私はごとりと目の前が暗転した。
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もち米(プロフ) - コーヒー牛乳さん» ありがとうございます！！毎度毎度遅い更新ですが、これからも暖かい目で見守って下さると嬉しいです<(_ _)> (2020年1月26日 2時) (
レス) id: 5a315ec41b (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー牛乳 - ﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝﾝ!!!!好き！読んでてすごく楽しいです！ (2019年11月8日 23時) (レス) id: a8a10a0263 (このIDを非表示/違反報告)
もち米(プロフ) - 良い名前。さん» コメントありがとうございます！こちらこそ嬉しいお言葉に感激しています故、喜んで頂けてこちらこそ光栄でございます。まだまだ稚拙な部分等もあるかもしれませんが何卒よろしくお願いします！ (2019年7月23日 0時) (レス) id: 5a315ec41b (このIDを非表示/違反報告)
良い名前。 - コメント失礼します。いつも更新される度に愛読させて貰っています。とても面白い内容や洗礼された文章に感激しコメントを書かせて貰った所存です。これからも一ファンとして応援します。長文失礼しました。 (2019年7月22日 23時) (レス) id: 82517cb034 (このIDを非表示/違反報告)
もち米(プロフ) - 読む専さんさん» そう言って頂けて嬉しいです...!!ありがとうございます。 (2019年7月16日 17時) (レス) id: 5a315ec41b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち米 | 作成日時：2019年7月15日 20時
