ヤバイ奴に捕まった。 (ページ1)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:398 hit

Propose. ページ1

・

今日は洗濯日和。
洗濯の担当は私とレイ。
あまり、私からは話さない。

なぜなら私がやらかすから。

「うぉっ、、!!!」

「ア？」

バッシャーン！！！

「ぅおぁぁぁあ！！ご、ごごご、ごめん！！」

水の入った盥を持ってレイの元に歩みよると、石に引っかかって
案の定、水がレイの頭上から降り注いだ。

慌てて、タオルを持ってきて渡した。

「ったく、、お前はどれだけドジなんだ」

「も、申し訳ない、、、」

水がぽたぽたと滴り、
長い前髪の隙間から漆黒に光る彼の目に、
思わず、怯んだ。

「何震えてんだ」

「え、いや、、、その、、」

「別に怒ってねーよ。ただ、、、」

…ただ？

絶対になんか言われる。
殺サレルノカ。
サヨナラお日様。

「もう少し、喋りかけてくれたっていいんだぜ？」

「え？、、！ん！？」

濡れたタオルを被せられ、そのまま引っ張られた。
唇が、熱い。

みるみる顔も熱くなるのが分かる。

「好きだ、A」