14.新居 ページ7
中堂 side.
相変わらず、Aは
ラボに泊まったりしている。
たまにホテルに行ったり、
三澄や東海林に無理矢理引っ張られ、
お互いの家に泊まったり…
クソ手のかかる部下だ。
その日の夜。
Aはというと、
ソファで物件をずっと見ながら、
あー、とか、うーーん、とか言って頭を抱えていた。
中「………どうした」
俺は後ろから覗き込んでみたら、
『……っ！うわぁあ！？な、中堂さん？？！
驚かさないで下さいよぉお！！！』
驚きながら椅子から落ちそうになっていた。
中「物件探し、難航してるようだな。」
『難航どころか、遭難してます…』
『こっちは立地がいいけど家賃高いし、こっちは家賃安いけどセキュリティが…怖いし……。』
確かに正式に働いているとしても、
こいつの給料じゃ高い家賃払っていくのは
キツいだろうし、
かと言って、セキュリティ甘いところに住まれても…色々と心配だしな……。
それなら、
中「………俺の家、住むか？」
『………、え？』
中「…だから！俺の家に住むかって言ってるんだよ！！」
『はぁあああ！？？？？？』
やっと聞こえたか、バカが。
だか変なとこに住むより、
自分の目の届くところに居た方が、
俺も余計な心配が減る。
それに。
MIUとかいうあのチャラついたサングラス野郎に
こいつ渡してたまるか。
『えっ！？ちょっ、中堂さん本気ですか！？？』
中「俺が冗談言うような男に見えるか…」
『いえ全く！！！』
中「その、なんだ、」
『？』
中「…お前が嫌じゃなかったら、で、いい。無理強いはしない。」
『中堂さん………。』
部下とはいえ、こいつも女。
年頃の女と男が一つ屋根の下で一緒に暮らすなんて、
考えられないよな。
もし住むことになったら、
俺の理性も保てるかどうか。
でも。
こいつは、こいつだけは。
誰にも渡したくねえ。
『…………』
『あ……まず、ありがとうございます！そう言って下さって嬉しいです！』
中「…」
『…………、ほ、ほんとに…いいんですか？私なんかと一緒に住むなんて、』
中「お前だから、誘ってる。」
俺は、いつだって
お前には、本気だ。
.
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鴎花 - 面白い、、！！この作品大好きです！！更新頑張ってください！ (2022年7月18日 22時) (
レス) id: 057826b1c9 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - お返事ありがとうございます、、！めちゃくちゃいいところなのでドキドキしながら待っております❣️ (2022年5月30日 21時) (レス) @page19 id: 71713ba9a2 (このIDを非表示/違反報告)
夢充(プロフ) - みーこさん» うわぁああ読破、コメントありがとうございます！そしてお預け状態ごめんなさい！スランプでした、、、、、近々アップ予定ですので今しばらくお待ち下さいませ〜〜🥹 (2022年5月30日 13時) (レス) id: d73a0e6346 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - 中堂さんも井浦新さんも大好きなので、この展開でお預けはそわそわしちゃいます、、！続きを楽しみにしております！！ (2022年5月29日 3時) (レス) @page19 id: 71713ba9a2 (このIDを非表示/違反報告)
夢充(プロフ) - あやかさん» お返事遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございます(^^)！私の勝手な妄想にキュンして下さってありがとうございます！！あいも変わらずのろのろ更新ですが、どうかこれからも読んであげて下さいっ！！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: ea837440b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢充 | 作成日時：2020年9月11日 22時
