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私は色んなことが目の前で目まぐるしく、
起こったものだから、


びっくりしたのと怖かったのと、
安堵で、思わず泣いてしまって。





『っ…うっ……』



?「よしよし。もう犯人捕まえたから。安心していいからね?」


そう言い聞かせてくれたサングラスのお兄さんは、
突然抱き締めながら背中をさすってくれる。


『っ…うっ…ふぅっ…』


恐怖でまだ、
手が全身が震えてガタガタして。


でもその温もりは名残惜しく離れ、
私の身体の表面にヒュッと空気が流れた。


?「伊吹、何をしている。」


綺麗めな格好のお兄さんが、
サングラスのお兄さんの首根っこを掴んでいる。


?「志摩ぁー、痛え離して」

?「何をしていると聞いてるんだ。」


?「えー?藍ちゃんのぉー、癒しのぉー、ハグ?」

サングラスのお兄さんは自分を抱き締めるような
ジェスチャーをして長身をクネクネさせる。


?「女性の安否確認をって言ったよな。
俺が応援要請してる間、お前は堂々公然わいせつか。」


?「はあ!?志摩ちゃん、ちょ、酷くない!?俺ちゃんと犯人やっつけたよね!?」



私に気付いた綺麗めの格好のお兄さんが、
目の前にしゃがみこむ

?「無事ですか?ケガはありませんか?」


?『あ、無視すんなよ志摩ぁ!』


『あ、は、はい…。脚を撫でられただけで後は大丈夫です…。』



?「そうですか…。申し遅れました、俺は警視庁の志摩一未と申します。ちなみにこのバカは一応俺の相棒です。先程はこのバカが大変失礼なことを、申し訳ありません。」


志摩さんと名乗った刑事さんは、
深々と頭を下げ、同時にサングラスのお兄さんの頭に手を置いて無理矢理下げさせた。


?「バカバカ言い過ぎじゃない!?確かにバカなのは否定しないけどさ!この子見てたら身体が勝手に動いたの〜」


あ!俺は伊吹藍。よろしくね〜!と笑顔で私に手を振るサングラスのお兄さん。

ならぬ、伊吹さん。


事情聴取受けてるときに色々聞いたお話によると、
最近この辺の夜で連続強 姦事件が多発したみたいで。

私はその連続強 姦の犯人に目をつけられて
しまったらしい。


後からパトカーが来て、
伊吹さんと志摩さんのお仲間の刑事さんも
いらっしゃって犯人は無事連行された。


……なんだか力が入らない。

身体がガクンッと力が抜け、
倒れそうになる。

でも全然痛くない。



顔を上げると、

そこには伊吹さんのイケメン顔が目の前に。




伊「Aちゃん大丈夫!?」







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.→←4. 近付く者



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夢充(プロフ) - Ericaさん» 初めましてー!コメントありがとうございます!わぁあ!嬉しいお言葉、痛み入ります…(>_<)これからも楽しんで頂けるよう精進します!また読んであげて下さい!! (2020年9月12日 1時) (レス) id: ea837440b3 (このIDを非表示/違反報告)
Erica(プロフ) - 初めまして。ニヤニヤしながら一気見しちゃいました。これからも楽しみにしています。 (2020年9月9日 18時) (レス) id: 5d04287811 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢充 | 作成日時:2020年8月19日 17時

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