検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:2,603 hit

ページ2

10年前 ─ 2012年 12月25日



母「はい!Aが欲しがっていたマフラーと手袋よ!」


『わ〜!!ありがとう、お母さん!!』


その日は、私が欲しがっていたマフラーと手袋をお母さんから貰ったんだっけ。


外は雪も降ってたし、私は兎に角外に出てマフラーと手袋を付けたくて、飛び出すように外に出た。


勿論、お母さんは受験云々言っていたが、私的には少し余裕があったので無視した。



『これで寒くない!!... へへ、うれしいな〜』


akn「あ、Aだ!メリクリ〜!!」



外を歩いていたら、暖かい格好をした明那と会って。


そこから、久しぶりに明那と遊んだ。時間を忘れて、門限の10分前になるまで。


そして、大きな公園で遊んでいた18:50。冬だから日が暮れるのも早くて、早く帰らないとって、急いで家に向かおうとして。




akn「まって、A ... 」


『なに?私もう行かないと ... 』



akn「... あのさ、Aって受験あるじゃん。」

『うん、そうだね』



akn「でさ、これからあんま遊べなくなるし、中学も違うじゃん ... ? 」


『? ... うん』



akn「多分、高校も違うところだし、俺ら連絡手段も無いし、俺達この先会えない可能性の方が高いじゃん。」







akn「だからさ、大人になっても会えるように、10年後の今、また此処で会わない?」







突然持ちかけられた、あの約束。
あの時の私は、何で今なのだろうと疑問に思っていた。


『今日 ... ?』



akn「あ〜 ... なんか、クリスマスが来たら、小さい頃の記憶とか思い出すじゃん?」

 

『あ〜!去年はこんな思い出あったな〜みたいな?』



akn「そう!... 卒業式の日に言うのが正しいんだろうけど、クリスマスって大切な日だし、10年後でも思い出せるかな〜って」

 
『すごい!明那天才?!』


akn「Aに言われたら照れるわw」



笑いながらそう言う彼は顔が赤くて。

寒さのせいなのか、本当に照れていたのかは分からないけど。



akn「あれ、Aの門限もうすぐじゃね?」


『あ!!忘れてた ... またね!明那!!』


akn「また〜!!」



.

約→←あ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
設定タグ:akn , 2j3j , njsj
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

素因数分解(プロフ) - お話凄くロマンチックで好きです! (2023年1月1日 16時) (レス) @page5 id: 2687d60546 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:酔夢ゆの | 作成日時:2022年12月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。