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🍎「……」


驚いた。

ジョングクは全部わかってたんだ。


🍎「バレた?」

🐰「バレバレなんだよ」


ジョングクも私で妥協してくれたらいいのにと思って。

クリスマスにこうして私に付き合ってくれるってことは彼女もいなさそうだし。

だけどジョングクは私で妥協はしてくれないみたい。


🍎「理想高いねジョングクも、私も結構いい女なんだよ」

🐰「知ってるよ」


知ってるのに妥協してくれないんだ。

クリスマスなんだよ。

付き合ってって言ってるわけでもない。

1回するくらいいいじゃん。


🍎「今日くらい、頭よりち〇こで物事考えても良くない?」

🐰「黙って寝ろ」


そんなに私だめ?

女としての魅力ない?

勃たないくらい?


🍎「…ジョングク」

🐰「なんだよ」

🍎「苦しいからブラジャー外して」

🐰「馬鹿じゃないのお前」


そうだよ、馬鹿だよ。

だけどジョングクはもっと馬鹿だ。

目の前に酔った美女がいるのに抱こうとしない。

据え膳食わぬは男の恥だろ。


🍎「おっ︎︎ ぱいおっきいよ私」

🐰「黙ってろ」


ジョングクの馬鹿!!

揉みたいだろ普通!


🍎「やっぱりジョングクち〇こない」

🐰「黙れ酔っ払い寝ろ」


もういいもん!

もう諦めた!!


🍎「わかった寝ます!!!」


イライラしながらそう言って布団を被ると、ジョングクがベッドから立ち上がる感覚。

慌てて布団を投げ捨てて、ジョングクの腕を掴む。


🍎「待って、ジョングクどこで寝るの」

🐰「ソファー」


なんでよ、せっかく大きなベッドなのに。


🍎「一緒に寝るくらいいいじゃん」

🐰「だめに決まってんだろ」


高級ホテルのスイートルームの大きなベッドで1人で寝るなんてどうかしてる。


🍎「…ジョングク」

🐰「今度はなんだよ」


呆れたようにそう言ったジョングクのその腕を思いっきり体重を乗せてグッと引くと、バランスを崩して私の顔の横に手をついたジョングク。
︎︎

🐰「…なにしてんだよ」


不機嫌そうにそう呟いたジョングクの顔をじっと見つめる。

🍎「……」

🐰「危ねえだろ」

そうかも。

ジョングクが咄嗟に手をつかなかったら私とジョングクの鼻は折れてたかもね。


🍎「ジョングク」

🐰「なんだよ」





︎︎ ︎︎

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作者名:りんご | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/JK_ringo417  
作成日時:2024年3月2日 5時

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