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「俺がアメリカに行ってる間、何て思った？」
畳みかけるように彼が続ける。
「……翔と一緒にいたかっ」
私が言い終わる前にまた降り注がれるものが私の唇を、体を熱くする。
こんなに、翔のこと想ったことないってくらい、考えたんだ。
「俺と会えなくて、どう思った？」
「……会いたくて、たまらなかった」
私がそう言い終わると、彼は「うん」と微笑み
「っ、………ん」
私をまた熱くする。
そして離れたと思うと、彼はテレビを消した。
「ごめん、A。今日は眠れないかも」
そう言い放ち、さらに深いものを私たちは求めあった。
朝。
「そういえば、明日、会社だったー！」
って思った時にはすでに遅し。
体中が悲鳴をあげる。
でもそんな私に
「おはよ、A」
と言って、朝からキスをしてくる彼は天使か悪魔か。
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作者名：ねむさん | 作成日時：2020年2月22日 17時
