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【ジェシー】
俺は一番最後の高地の撮影を楽屋に戻らずに見てた。
カメラマン「高地くん、手の位置変えて?」
高地「わかりました。」
個人写真はクールに決めるやつだったから、良かった。
その後は3人ずつ撮るから俺は衣装を着替えた。
そうしたら偶然、高地が更衣室に入ってきた。
ジェシー「大丈夫?」
高地「ちょっと....ヤバイかも..。」
高地は力のない笑顔を俺に見せて壁に寄りかかったまま、ゆっくりと床に座り込んだ。
ジェシー「体温、測るよ。」
俺は万が一の時のために衣装のポケットに入れておいた体温計を出して高地の脇に挟む。
しばらくして音が鳴って、体温計を見てみると『39.3』という数字が表示された。
これは....無理かもな。
京本「あれ?二人とも何してるの?」
更衣室に入ってきた大我。
ジェシー「ちょっと、高地だけ延期にしてもらうことって出来る?」
京本「俺、聞いてくるわ。」
ジェシー「うん。よろしく。」
京本が急ぎ足で更衣室を出ていって、再び二人だけの空間になる。
ジェシー「寒い?」
高地「ちょっと。」
俺は冷房を消して、高地の隣にしゃがんで衣装のジャケットを高地に掛けた。
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🌈💎推し - いいお話でした! (2022年12月16日 21時) (レス) @page50 id: 698b69ee2c (このIDを非表示/違反報告)
伊勢野愛理 - とっても面白かったです。 (2020年4月18日 10時) (レス) id: 2a7f5e5391 (このIDを非表示/違反報告)
Nana6022(プロフ) - 嵐さん» ご指摘、ありがとうございます!誤字に気付けるほど読んでくださってて光栄です!これからもよろしくお願いします。 (2019年10月19日 23時) (レス) id: 3eabf57570 (このIDを非表示/違反報告)
嵐 - 京本君の熱5ページ高地が高知になってますよ。 (2019年10月19日 22時) (レス) id: f5d4c7ff42 (このIDを非表示/違反報告)
Nana6022(プロフ) - 絢さん» はい!出来る限り早く書かせていただくのでお待ちください! (2019年7月21日 0時) (レス) id: 734d2e1353 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nana 6022 | 作成日時:2019年6月30日 21時