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和side
3人が起きてきてご飯を食べるみたいだから部屋に戻ってきた。
潤くんがくれた風邪薬のおかげで咳と鼻水はましになったんだけど、さっきソファーから立ち上がる時少し目眩がした。
多分貧血だろう、もともと顔白いし、俺。
目眩はバレてないと思うけど今頃3人は俺について話しているんだろう。
リーダーは隣に座っている間俺の顔ちらちら見てたし、相葉さんと翔ちゃんは俺がいつものようにゲームしてるの見て分かりやすくほっとしてたし。
きっと潤くんがみんなに連絡したんだろうな。
午後、楽屋の定位置に座ってゲームをしていたら潤くんが入ってきた。
潤「おつかれー」
和「おつかれさまです、潤くん」
智「おつかれぇ」
潤「にの、体調大丈夫？」
和「ん、おかげさまで、大丈夫」
薬のおかげか、はたまた午前中安静にしていたからか、咳と鼻水は随分ましになった。
雅「あ、松潤来てたんだ！おつかれ！次にのと松潤メイクだよ」
潤「おっけー、今行く、にの行こうぜ」
和「はーい」
返事をして立ち上がった瞬間、やばいと思った。
体が傾く…
まるでスローモーションのようだった。
考えるよりも先に体が動いてテーブルに手をついた。
少し腕を打ってしまったけど倒れることは無かったようだ。
ホッとため息をついて顔を上げると、そこには心配そうなメンバーの顔。
やっちゃった…
潤「ほんとに大丈夫か？」
和「大丈夫〜、ちょっと足がもつれただけ笑、ほら潤くん行こっ」
潤「お、おう」
我ながらわかりやすい嘘だな、と思った。これなら逆にもっと心配をかけてしまうだろう。
メイクさんにも「今日いつも以上に顔白いですね」といわれたからかなり貧血気味らしい。
確かに歩いていてもたまにフラフラするから間違っていないんだろう。
撮影では迷惑書けないようにしないと。
よしっと気合を入れてスタジオへ向かった。
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作者名：Xion_シオン | 作成日時：2022年2月20日 9時
