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潤side
会見が終了したあと控え室でにのが落ち着くのを待つ。
それと俺たちが落ち着くのも。
みんなあの記者への怒りが収まらないみたいだった。
智「あの記者一体なんなの？俺めっちゃムカついた」
翔「俺も、カメラが無かったら一発ぶん殴ってやりたかったよ」
潤「俺、あの記者知ってる。
いろんな芸能人にあることないこと言って中傷するって有名な記者だよ。
あの人に罵られてメンタルやられちゃった人もいるらしいよ」
智「そうなんだ…」
顔を見た時にまさかと思ったけどやっぱりあの記者だった。
噂には聞いていたけど本当にひどい記者だったな。
潤「でも今回のは生放送もされてたし問題になるだろうね」
翔「逆に問題にならないと困るよ、こんなににのを傷つけたんだから」
泣き疲れて眠ってしまったにのの頭を撫でながら翔くんが言った。
雅「…にのさ、ずっと震えてたんだよね。怖かったんだろうな」
それまで無言でにのに寄り添っていた相葉くんがぽつりと呟いた。
雅「普段はこんなとこ見せないじゃん？俺ただにのを抱きしめてあげることしかできなかった。
もちろんあの記者はまだ許せないけどみんなが言い返してくれたからちょっとすっきりしたよ」
そう言って少しだけ笑った相葉くんはちょっとだけ晴れた顔をしていた。
潤「相葉くんがにののこと守ってくれてたおかげで俺たちは言いたいこと言えたんだよ」
翔「そうだよ、でも俺冷静に答えられてたか不安だわ」
雅「大丈夫だったと思うよ。みんな顔はめっちゃ怒ってたけどね」
こんなかんじと目を吊り上げてみせる相葉くん。
翔「あはは、でも相葉くんだってかなり怒った顔してたよ」
潤「うん、相葉くんとかリーダーのあんなに怒った顔見たの俺初めてかも」
智「俺たちだって怒る時は怒るよ」
雅「そうだよ、みんな気持ちは一緒だしね」
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作者名：Xion_シオン | 作成日時：2022年2月20日 9時
