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翔side
正直驚いた。
俺は当然のように会見は5人でやるもんだと思っていたから。
ひとりじゃすぐに決められなかったから、一旦持ち帰ってみんなと相談することにした。
翔「…ということなんだけど」
ニノは休養について記者会見を開きたいと言っていて、先生からも許可を貰えそうだということ。
そしてその会見は一人で臨みたいと言っていたことを智くんと相葉くんにも話す。
雅「一人の芸能人の二宮和也として、かぁ…」
智「確かに俺たちは嵐を基準に考えすぎてたかもね」
潤「にのには嵐以外の活動もあるわけだもんな…」
翔「うん…」
智「翔ちゃんが心配してるのはにのが一人で会見して耐えれるかってことだよね？」
翔「そう、さすがだね智くん」
会見はただでさえ沢山の記者に囲まれ、カメラを向けられるからとても疲れるんだ。
さらに質問もいっぱい飛んでくる。中には意地の悪い質問も。
治療中のにのにはそんな体力あるんだろうか。
雅「そうだ！こんなのはどう？あのね…」
次の日の朝、仕事の前に4人で病院へ向かった。
にのはベッドの上で昨日持ってきたゲームをピコピコしていた。
和「今日�和膺与瑤任垢諭�
智「賑やかでいいでしょ？」
翔「今日も元気そうだな」
和「今日はまだ抗がん剤も入れてないしね」
潤「会見のこと俺たちで色々考えたんだ」
智「にの、みんなで昨日相談したんだけどね、一人で会見してもいいよ」
和「ほんとに！？」
雅「ただし！絶対に無理はしないこと！
それと万が一のために俺たち�和気蚤垉，靴討襦�
これが条件ね」
和「ん、わかった」
翔「相葉くんがこのアイデアだしてくれたんだよ」
和「相葉さんのくせに上手いこと考えましたね」
雅「たまには俺もやるでしょ？」
ドヤっと顔を決める相葉くん。
でもニノの希望にそった形にできそうで良かった。
この日は仕事に行かなきゃいけないギリギリまで5人で喋った。
くだらないこと喋って笑ってるだけだけど、この時間がどうしようもなく愛おしいって気づく。
だってニノがこんなふうに笑っているのを見るのはこの先しばらくなかったから。
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作者名：Xion_シオン | 作成日時：2022年2月20日 9時
