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翔side
バタンとドアの音が聞こえて目が覚めた。
時計を見てもまだ真夜中だ。明日も仕事だしもう一度寝よう。
意識が途切れる寸前、再びドアの音が聞こえた。今度はさっき聞こえた方向とは違う方向、つまり智くんの部屋からだ。
いつもならこんなこと気にせずすぐ寝るんだけど今日は何故か気になっちゃって様子を見に行ってみることにした。
ガチャ
雅「うわぁ！翔ちゃん！？」
翔「おぉびっくりしたー、相葉くんか」
潤「あれ？相葉くんに翔くんも」
部屋を出ると目の前に相葉くんがいて、驚いていたら潤も部屋から出てきた。
翔「2人ともこんな時間にどうしたの」
潤「それはこっちのセリフ笑 なんか目が覚めちゃってさ」
雅「俺もそうなんだよ〜」
理由は分からないけど、どうやらみんなこの時間に目が覚めてしまったようだ。
翔「あ、そういえば多分智くんとニノも起きてるんだよね」
潤「え、そうなの！？」
翔「うん、ちょっとさ、見に行ってみない？」
雅「いこいこ！」
潤「あ、いた」
ほら、と潤が指さしたのはベランダ。智くんとニノが何か話しているみたいだったけどさすがに聞こえない。
ここは俺たちが入るべきじゃないなと相葉くんと潤と目配せをした。
しばらく見ていたら、話が終わったのか智くんとニノが突っつきあって遊び始めた。
翔「俺らも行こっか」
雅 潤「「うん」」
ベランダに行き智くんとニノの隣、横一列に並んだ。
和「あれ？みんなも起きたの？」
智「ふふ、5人揃ったねぇ〜」
「そうだね」って笑ってたらいきなり相葉くんが大きい声で、歓声を上げた。
雅「うっわぁ〜！」
翔「ちょっ、相葉くんどうしたの？」
雅「翔ちゃん、みんな、空！空見て！」
言われるがまま空を見上げるとそこには満天の星空があった。
潤「すっげぇ…」
思わず感嘆の声を漏らす潤に「そうだな…」と答える。
俺たちは寝ることも忘れてしばらく空を眺めていた。
俺はこの空を永遠に忘れないだろう、俺は直感的に感じた。
本当に綺麗な空、そして不思議な夜だった。
Prologue fin.
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作者名：Xion_シオン | 作成日時：2022年2月20日 9時
