せめて今日だけは消えないで【ARS】 (ページ24)

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＊24＊病院ページ24

翔side

「「「お疲れ様でした」」」

zeroが終わり帰る支度をしていた時だった。

『…っ、櫻井さんっ！』

マネージャーが血相を変えて飛び込んできた。

翔「うぉ、そんな慌ててどうしたの？」

マ「二宮さんがっ…倒れたそうです」

は？いまなんて？

翔「っ、どういうこと」

マ「私も詳しくは分からないんです…大野さんから電話があって、にのが倒れたからすぐに病院に来てくれ、と。取り敢えず今すぐ向かいましょう。」

マネージャーに促されるがまま俺は急いで車に乗り込んだ。

車の中でいろいろなことを考えた。

ニノ�和臂翩廚覆痢�

倒れたって、何で？

また熱が上がったんだろうか？それとも別の理由？

智くん、相葉くん、潤、3人も大丈夫かな…

マ「着きました、裏口から、」

マネージャーが言い終わらないうちに車から飛び出し病院へ入った。

俺の顔を見て気づいた様子の看護師がこちらです、と案内してくれた。

ガラガラッ

智「おー翔ちゃん、お疲れ様」

案内された部屋に入ると俺に気づいてふにゃと笑う智くん。

目の周りを真っ赤にしてベッド横にくっついている相葉くんと潤。

そして、ベッドで点滴に繋がれて寝ているニノが見えた。

翔「ねえ、にの倒れたって、なんで……」

智「みんなでにのの部屋に行った時には、もう倒れてて意識なかったんだ。」

雅「ベッドの上、血だらけでっ…にののっ、手とか顔っ、も…」

翔「ちょっと待って、血だらけ…？血って、どういうことっ…」

智「鼻、鼻から血が出てて止まらなかったんだ。
出血量が多くて脳貧血になったんだって」

潤「俺ら、ずっとリビングにいたから、全然気づかなかったんだ…」

翔「そっ、か…」

頭がこんがらがっていてそれしか言えなかった。