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和side
とんでもなく忙しい年末を何とか乗りきって、迎えた正月。
休みに入った途端、緊張の糸が解けたのか今まで怠いと感じていた俺の体は良くなるどころか、熱まで出てきたようだ。
取り敢えずソファーで横になっていたら、相葉さんが降りてきて熱があると言った。
一瞬俺の事を言われたのかと思って焦ったけど、どうやら熱があるのは相葉さんらしい。
顔を見ると確かに頬が赤らんでいる。
体温を聞くと38.2℃。
すぐにリーダーに部屋に返されてた。
それから約4時間ほど後、熱が上がってきたみたいでかなりしんどくなってきた。
自分のベッドで寝てこよ…
正直歩くのもきつかったけど動けなくなるならベッドにいた方がマシだよね。
なんとか2階までたどり着くと相葉さんの部屋から潤くんが出てきた。
潤「あ、にのちょうど良かった。相葉くんけっこう汗かいてるみたいだからさ、タオル濡らして持ってきてくれない？」
和「あ、うん、りょーかい」
勢いに押されておっけーしてしまったけど、早くベッドに行きたい…
でも潤くん忙しそうだったし…いまさら無理とは言えなかった。
少し時間がかかったけど濡れタオルを作って再び2階まで辿り着いた。
でも、俺の体力はここで限界だった。
潤「…の！おい！にの！」
和「…ん、じゅ、く」
目を開けると潤くんの顔が目の前にあった。
俺、倒れたんだ…
リーダーと翔ちゃんに支えられて今度こそベッドに入り熱を測った。
38.6℃…こんなに高い値をみたのも久しぶりだ。
「しんどいね」と翔ちゃんに言われ、思わず「ごめん」と謝ってしまった。
「謝らなくていい」とリーダーは言ってくれたけど。
自分の体調が悪いのを知っていたのに、こんなことになっちゃったから、申し訳なかった。
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作者名：Xion_シオン | 作成日時：2022年2月20日 9時
