＊15＊ 始まり ページ15
雅side
新しい年が始まった。
今年も頑張るぞー！と言いたいところなんだけど、なんか熱っぽいし体が怠いんだよね。
とりあえず熱測るか、と思って測ってみたら38.2℃と思ったよりも高くてびっくり。
仕事始めはまだだからゆっくりできるし、とりあえずみんなにやんわり報告しとくか。
リビングに降りるとちょうどみんな揃っていた。
雅「みんなおはよー、あのさ、なんか今日熱あるっぽいから俺部屋で寝とくねー」
翔「え！大丈夫？しんどくない？」
潤「熱測った？何度だったの？」
できるだけ自然に報告したつもりだったんだけど、すごい勢いで質問される俺。
和「顔赤いし、まあまあ熱あるよね？相葉さん」
俺が答える前にニノに言い当てられてしまった。
雅「…うん、さっき測ったら38.2℃だった…」
潤「え、結構高いじゃん」
智「相葉ちゃん、部屋行くよ」
正直に体温を報告すると、リーダーに即ベッドに返されてしまった。
「今日は一日ゆっくり寝ておくこと」と言い残し、リーダーは戻っていった。
それから15分ぐらいして、松潤がお粥を持って来てくれた。
潤「お粥作ってきたんだけど、どう？食べれそう？」
雅「作ってくれたんだ、ありがとう」
とても嬉しかったけど、食欲があまりなくて数口しか食べられなかった。
潤「もう食べれない？」
雅「うん…ごめん…」
潤「謝らなくていいって、食べてくれてありがとう。」
雅「うん…治ったら松潤の料理いっぱい食べるね…」
潤「わかった笑。そうだ、相葉くん今寒い？暑い？」
雅「暑いかな」
潤「そっか、もう熱上がりきったかな。ちゃんと寝とけよ」
雅「わかったよ…」
返事するとじゃ、と言って松潤は部屋から出ていった。
暑かったけど、割と直ぐに眠ることができた。
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作者名：Xion_シオン | 作成日時：2022年2月20日 9時
