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ちょうどマネヒョンを見かけて要件を聞こうと思ったのに、そのまま部屋に入ってしまった。
「復帰おめでとう。」
マネヒョンが誰かと部屋で話しているようで、諦めて踵を返そうとしたとき懐かしい声に俺は足を止めた。
『死ね。』
「口の悪さは健在みたいだね?ㅎㅎ」
ほんとにそう。
久々のAの抑揚のない声。
マネヒョンのお客さんがAなら待っててもいいかと思いそのまま部屋の前で待つことにした。
「で?どうだった?地獄の練習は?」
‥練習??
『…地獄ってレベルじゃないですよ、あれ。』
「そっか、おつかれㅎ」
『初めて、他の練習生と踊りました。』
…
『合わせるのってやっぱり大変ですね。改めて、先輩たちすごいなって思いました。』
「まぁ、それに関してはフォーメーションダンスのための練習じゃなくて協調性をつけるための練習だからね。」
「Aはそんな気にしなくていいんだよ。」
フォーメーションダンス?
やっぱりAはダンスできるのか、。
いや、手脚長いからさまになると思う。うん、俺がそう思うんだから間違いない。
「で?いつデビューだって?」
『3ヶ月後らしいです。来週には公式に発表が出ます。』
‥で、デビュー??
『Introductionの動画ももう取り終わってますし。』
YJ「ま、待って!待って!」
俺が開きかけだった扉を勢い良く開けると、目を丸くしたAと口を開けたまんまのマネヒョンがいた。
『なんでここにッ?』
YJ「デビューってなに!?」
俺が近寄れば後ずさりをしたように身体を後退させる。
『どっから、?』
YJ「"復帰おめでとう"から。」
真顔で俺を見つめるA。
…ほんとに、綺麗だ。
YJ「辞めるんでしょ?ここ。」
『え?』
YJ「うちには今、デビューをすぐにするようなグループはないから、別の、。」
「最近見かけなかったのも、そのせい?」
"行かないで、ここに残って。"
そう思う俺ってほんとに性格歪んでる。
『…辞めませんよ。』
YJ「え、?」
Aは口角を少しだけ上げて手を差し出してきた。
『はじめまして、ヨンジュン先輩。イ Aです。』
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Xin(プロフ) - ミーさん» ありがとうございます、。完結までは頑張ろうと思ってます!!ㅠ (8月17日 23時) (レス) @page30 id: a49bcdb94b (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - この作品、とても面白かったです。もう何回も読みました。体調を崩さず、程々に頑張ってください。更新楽しみにしてます (7月31日 15時) (レス) id: a2f01b8bd9 (このIDを非表示/違反報告)
Xin(プロフ) - にゃさん» ありがとうございます。ほんとにバタバタしていて、なかなか投稿もできてないんですけど、そう言ってもらえるとすごく嬉しいですㅠ (2023年3月21日 0時) (レス) @page27 id: 21c6d3ee8f (このIDを非表示/違反報告)
にゃ(プロフ) - 忙しい中だとは思いますが更新楽しみにしてます!!ゆっくりで大丈夫ですので頑張ってください!! (2023年3月8日 18時) (レス) @page25 id: 1de3d32fa3 (このIDを非表示/違反報告)
Xin(プロフ) - 長尾さん» ありがとうございますㅠ (2022年11月29日 0時) (レス) id: 6525238330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Xin | 作成日時:2022年10月2日 8時