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そのDynamiteが爆発したのはそれから1週間後のことだった。
YJ「…。」
BG「…。」
ピクリともせず液晶を眺めるふたり。
Xのチャンネルに投稿された1本の動画。
レコーディング室のマイクの前に立つXはLive配信で見た白い首をのぞかせていた。
KT「…ハイトーン。」
黒いパーカーフードの下から伸びる髪はこの前の黒髪ではなく、ホワイトベージュのようなハイトーンだった。
染め直したのかな…。
ブロンドもよく似合ってたけど、こっちもよく似合ってる。
いや、黒髪も好きだけどね?
HK「ん??え、」
曲の途中で分割された画面。
右半分にはからわずXの姿が。
そして左半分の画面を埋めたのが、
YJ「Suga、先輩、だよな?」
僕らの方を見て確認するヒョン。
これにはテヒョナもびっくりしたのかあんぐりと口を開けていた。
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待て、落ち着け、ヨンジュナ!!!!
え?Suga先輩とのコラボとか聞いてないんですけど。
てか、失恋ソングって話も聞いてないんですけど。
横顔ばちクソイケメンすぎてしんどいんだけど。
え、なにこれ。
こんな困惑してんの俺だけ?
YJ「…すげ。」
Suga先輩とコラボするXもすごいけど、Xの声を邪魔しないように歌える先輩もすごい。
BG「…ここ、うちの、」
うちの会社の、レコーディング室…、。
KT「Xがうちの会社に来てたってことですね。」
一通り聞き終わってもう一度聞きたいけど混乱した頭を整理してから堪能したい。
HK「すれ違ってたかもですね、」
KT「…こんな髪色だったら気づきそうなもんだけど、」
BG「え、これBTS先輩の方では動画あがってないの?」
スビナが確認したようだけど首を横に振った。
YJ「…いや、全く理解が追いつかない。」
Dynamite。
そのDynamiteは、Suga先輩とコラボするっていう伏線だったんだろうか。
YJ「わぁ…。」
ひと目でもその姿を見たかった。
ファンである俺らがアイドルという特権を使うのは職権乱用だと思うけど。
会社でばったりあっちゃいましたぁ、とかないかな。
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Xin(プロフ) - ミーさん» ありがとうございます、。完結までは頑張ろうと思ってます!!ㅠ (8月17日 23時) (レス) @page30 id: a49bcdb94b (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - この作品、とても面白かったです。もう何回も読みました。体調を崩さず、程々に頑張ってください。更新楽しみにしてます (7月31日 15時) (レス) id: a2f01b8bd9 (このIDを非表示/違反報告)
Xin(プロフ) - にゃさん» ありがとうございます。ほんとにバタバタしていて、なかなか投稿もできてないんですけど、そう言ってもらえるとすごく嬉しいですㅠ (2023年3月21日 0時) (レス) @page27 id: 21c6d3ee8f (このIDを非表示/違反報告)
にゃ(プロフ) - 忙しい中だとは思いますが更新楽しみにしてます!!ゆっくりで大丈夫ですので頑張ってください!! (2023年3月8日 18時) (レス) @page25 id: 1de3d32fa3 (このIDを非表示/違反報告)
Xin(プロフ) - 長尾さん» ありがとうございますㅠ (2022年11月29日 0時) (レス) id: 6525238330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Xin | 作成日時:2022年10月2日 8時