SILVER EYES 【LEVI】 (ページ40)

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選抜 Ⅲ ページ40

エレンとヒストリアの居場所を探る為に憲兵団がニック司祭を殺害した
だからこそより一層身を潜めなくてはならない事になった

決して軽くは無く不安な面影を隠せない班員も居たが時間は過ぎていく
Aは率先して夕飯の支度を始めていた

『こんな人数分の料理作るなんてかなり疲れるな』

「副兵長…！私達がやるので休んで居てください」

『ミカサ私だって料理は出来るし大した事もしていない
なら炊事くらいするのが当然だ』

「ですが…！」

『手伝ってくれると助かるよ』

それから炊事場にはリヴァイを除く班員全員が集結し人手も多いため左程時間はかからずに支度が出来た

いつもはAも居ないが今日はかなり早く作業が進み Aの腕前も良く皆驚いていた

『リヴァイ兵長どうですか？』

「…美味い」

『あれ悪くないって言われると思ったんですが』

リヴァイはハッキリとした感想を伝える事が少ない
その為いつも悪くないと応えるのが常だった
しかし今回はそうでもなく美味いと言ったのが意外だった

「兵長少し口角上がってませんか…？」

「バカッジャン殺されてぇのか！？」

「俺だって仮面付けてる訳じゃねぇ口角上がって何が悪い」

『ありがとうございます』

「あぁ」

民家に来て日は経ちその間にリヴァイとAの距離は役職が直属の上司と部下になった事もあり大分縮まっていた
二人の間にハッキリと見えていた上下関係が薄くなってきているのを他の班員にも気付いている者も居た
関係的にはハンジと同等位だろう

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作品名を

銀狼の咆哮

から

SILVER EYES

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