無気力少女は過去に帰ることができたようで。

第１５７弾 ページ7

ザクロは幻覚のラルとγを倒し、獄寺に向かっていった。






獄寺は力を貯めるために、威嚇で炎をザクロに放つ。




ザ｢ほうっ、これがボンゴレ匣か！！

たしかに出力は段違いに上がったが、俺の“恐竜の皮膚"の前では、冷たいシャワーがぬるま湯になった程度だぜぇ。

さぁ、死ぬか？｣









・・・・ザクロは油断しすぎだな。


｢ボンゴレ匣がそんなものなわけねーじゃん｣







オレは呟く。




Gはボスの右腕だぞ？

そのGの武器がそんな弱いものなわけが無い。






それにプラスして、今回の獄寺は今までで一番覚悟が強いんだ。





ヴァリアー戦のときとは比べ物にならないくらい。





｢獄寺！お前の覚悟はなんだ！｣






獄｢決まってらぁ！

百蘭たちを倒し、10代目もファミリーも俺も誰一人欠けることなく！

平和な過去へ戻ることだ！！！｣








獄寺はそう言ったと同時に貯めていた炎を弓矢に乗せ、放った。








─赤竜巻の矢─








矢はザクロの皮膚を削っていく。





獄寺はもう一度放とうとするが、腰の痛みがそれを邪魔する。








ザクロが獄寺に攻撃する前に、オレは獄寺とザクロの間に入り込み、なんとか攻撃を受け止める。







｢くっ・・・｣






あと、もうちょっと……っ！





早く来てくれ……！

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