「ネクタイを結んでください」

"19" ページ19

とうとうきてしまった放課後…

結局ジョングクは私の行動を見張るかのように視線をロックオンさせてくる。




「なんなんですか、さっきから…」




『Aが逃げないように見張ってるだけ』




「逃げませんって…(小声)」






なかなか勘のいい彼だからやっぱり見透かされてて、逃げようなんて思った私が馬鹿だった…

結局ジョングク君には勝てないんですかねぇ…






『行きたいとこある？』




「行きたいとこって自分が誘ったんじゃないの」




『…任せて』






"俺についてこいオーラ"を出しながら、
左手の親指を立ててニコッと笑いかけてきた。

って例えが悪いか笑笑



ホームルームは何故かいつもより早く感じて
緊張して担任の話も頭に入ってこなかった



緊張…？
なにに対して緊張してるんだろ？
いつも通りなはずなのにそこまで気を使うこともないのに、無性に落ち着かなかった







「「「さよならー」」」








気づいたらもう「さようなら」と号令がかかっていて解散後、テヒョン君がのこのこやってきて


「ジミンとカラオケ行くけど！どう？

あー！Aちゃんも！」






『いや今日はパス、Aも』



「え？デート？」



テヒョン君なんでそうなる…！
気が動転して思わず噛んだ


「デ、デ、デートなんかじゃないけどご機嫌とりに…」



『ご機嫌とりって俺はお子様か』



「十分お子様だよ？」






またムッと睨んできた

けど可愛いが勝つ、羨ましいな






「とりあえず2人は出かけるのか、じゃ楽しんで〜」





ジミン君ぐらいの扱いしてくれた方が良いよね〜

テヒョン君みたいに余計なことを言わなきゃ…でもきっと良い子なんだろうね純粋で。




『んじゃこっちも行くか』




とか言ってどっかへスタスタ行ってしまった。

あぁ見失ったかもしれない…ボーッとしてなければよかった



連絡しようと携帯を開いたら、



『おい』



割と結構雑に声をかけられた。

勿論その声の持ち主はジョングク君で、





「え？！どこから持ってきたの」






バイクを押しながら歩いてきた

学校にバイクで登校なんて、随分いかついなぁなんて、、






『何処からって、家からに決まってんじゃん』




「バイク登校、か」




『違う、今日だけ限定。免許取っといてよかった』







免許とるの早いなぁ…そのうちベンツ運転してそう。

"20"→←"18"

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

メンバー

ジミン

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す