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優しすぎるぐらい ページ7





「赤井は死んでいた方があなた達の組織にとって都合がいいんじゃないの?ねぇシャロン?」


「ええ、全くよ。こんな茶番に付き合わされていい迷惑だわ」



「…手伝う約束ですよね」



シャロンも私に乗っかれば、不服そうに眉を寄せる安室さん。ちょっと可愛い…。



「安室さんは赤井が嫌いなの?」


「ええ、殺したいぐらいに」



殺したいほど憎まれるなんて、ほんとに何をやったのかしらあの男は…。

ただ、心のどこかでそれは勘違いでは?という思いが浮上する。



「(赤井は誤解を受けやすい風貌だし、口下手だし、)」



あらぬ容疑がかけられても無言を突き通すような彼のことだ。もしかして、という気持ちと。安室さんがここまで言うなら、という気持ちと。半々だ。



「シャロンも赤井が嫌いなの?」


「嫌いよ。あんなデリカシー皆無な男」


「…そう?むしろ気を遣いすぎだと思うけど」



だから、たぶん今回のことだって。

私に危害がいかないように、とか。
気に病まないように、とか。



そんなことを不器用なりに考えた結果なんだろう




「ユエさんは赤井と仲がいいんですか」


「まぁ。悪くはないと思うわ。一緒に住んでたし。」



「は?/え?」




驚愕した二人の声も、顔も、

今の私には何も届いていなかった。









「(今晩あたりに一度連絡してみようかな…)」





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ろーず - 続編おめでとうございます。これからも楽しみにしています。 (2018年6月12日 23時) (レス) id: 67f7e97b5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱狐 | 作成日時:2018年6月12日 2時

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