赤井の顔が好き ページ42
◇
「少し出掛けないか?」
「嫌よ、帰って」
「では、行きましょうか」
何よこの人の話を聞かないこの胡散臭い眼鏡男は…
というか昴口調の方がうざいわね。
「帰ってったら、興味ないわ」
「仕方ない。言い方を変える、少し見張りに付き合ってくれ」
「はぁ?見張り?」
胡散臭い笑顔をやめ、急に真面目な顔をしたので一応話は聞く。
「実はーーー」
でもやっぱり、この顔は好かない。
#######
「バーボンがまだ探りを?」
「ああ。後これは予想だがベルモットも手伝っているようだ」
「へぇ?」
シャロンがねぇ?
バーボンは嫌いなはず……ああ、脅しね
「鬱陶しい((ボソッ」
「?…どうした」
「…いえ、それで何故見張りを?貴方がいた方が怪しまれるんじゃない?」
「だから、こっそりとな。ジョディもキャメルも俺のこととなると少し抜けているからな」
「まぁ、愛されてることで」
確かに。ジョディは良い捜査官だけど情に熱すぎるというか、騙されやすいというか…うん。
心配する気持ちもわかる。
「それなら協力してもいいわ」
「ありがとう」
「素直な貴方も気持ち悪いわね」
ひどいな、なんて笑っても素顔じゃない貴方にはときめかない
思ったよりも私は赤井の顔が好きなようだ。
「俺の顔に何かあるか?」
「その顔で俺って違和感すごいわよ」
もちろん、絶対本人には言わないけど。
◇
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作者名:朱狐 | 作成日時:2018年4月27日 14時