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芽吹く感情 ページ13
安室side
___沖矢昴
「チッ 」
何度も何度も頭をめぐる言葉にイラつきを隠せない自分にさらに苛立ちを覚える
彼女の言葉で固まった俺やコナンくんを置いて彼女は実に楽しそうに『沖矢昴』という男の話をした。最近料理を頑張ってるだとか、お酒に強いから一緒に飲みがいいとか_おおよそポーカーフェイスを保っていた自信はない
「だが、彼女はどこまで知っているんだ…」
それとも本当に何も知らないのか…。
ただ『沖矢昴』という人間しか知らずに仲良くしているのか、それともあの男と何か…
「くそっ何でこんなに苛立つんだ!」
彼女が赤井と知り合いなら情報を引き出すためにもっと仲良くするか、脅しでもなんでもして近づくべきだ。
「…なのに…どうしても彼女の笑顔が浮かぶ」
今日はじめて会った女に心を揺さぶられるなんて…
赤井が関わっているかもしれないのに、迷うなんて俺らしくもない
「もう少し距離をつめてから考えるか…」
俺はその時小さく芽吹いた感情に気づいていなかった
◇
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作者名:朱狐 | 作成日時:2018年4月27日 14時