17.K 愛 ページ17
〆．
実は、初めてやねん。
Aの中に俺らの欲を吐き出すのが。
妊娠なんてしてもうたら、堕ろすにしろ産むにしろ、Aに負担がかかるやろ？
やから我慢してたけど、もうええねん。
「A………っ」
俺としげが交代ごうたいにAをめちゃくちゃにしていく。
何度も何度も愛を注いで、Aの下半身は常に痙攣していた。
「もっと………もっと…！」
真っ赤な顔で、俺らの首にしがみつく。
あーあ、淫らやな。
もちろん、そんなAも愛してる。
乱れるAを前にして俺らの欲が枯れるわけなくて、一晩中、愛し合った。
日付が代わり、クリスマスになる。
ぐったりしてるAを見て、「やりすぎたかも」なんてしげと顔を見合わせた。
「Aが可愛すぎんねんからしゃあないやろ」
「ま、そうやけどさ」
三人とも衣服なんて見にまとわず、ベッドの上でのんびり。
窓から朝日が差し込んできた。
「朝飯、どうする？」
「今日はええんちゃう？晩飯が豪華やから」
「やな」
俺らの真ん中で、穏やかな寝顔を見せるA。
ちょっと寝返りを打って、薄らと目を開いた。
「……………？」
「A」
「おはよ」
「あ……ともくん、だいちゃん」
俺らがおるから、嬉しそう。
いっつも起こすんはどっちかやからな。
朝起きて二人ともおるってのが珍しいねん。
「まだ体だるいやろ？寝とき？」
優しく声をかけると、
「三人で寝ときたい…」
そう返してきた。
「もちろん」
Aとの時間が、最高のプレゼントやな。
〆．
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ゆーき(プロフ) - もうはゆなさんのファンですわ（≧∇≦） (2019年3月9日 23時) (
レス) id: b98f2652d5 (このIDを非表示/違反報告)
神モモ - 最後の終り方はビックリしたけど、とても面白かったです! (2018年12月30日 2時) (レス) id: d806c52ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年12月27日 15時
