検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:2,483 hit

ページ6



足音に驚き、バッと振り返る。

しかし、何もいなかった。いくら見渡しても、さっきの道があるだけだ。変わった事と言えば、自分の心臓の音が速くなったぐらいだった。



気のせい?じゃあ、さっきのは?確かにハッキリ聞こえたよな......



足音の正体を探そうと思っても、振り返った瞬間に足音が聞こえなくなってしまった。これじゃ正体なんていくらかかっても突き止められそうにはない。


不気味さを感じつつ、惰性からの歩きを再開させる。

一応矢印へ示された方に向かってみたが、広場があるだけで他には何もない。また目的もなしに歩き回るハメになったようだ。

思わずため息をつく。



















ここに来る前の事を整理している内に、一つ考える事ができた。



というか、バスでの事故でここに来たんなら、やっぱり俺以外にもいるはずだよな。みんなとか



何故自分がここにいるのかは分からないが、ここが死後の世界ならみんな居てもいい気がする。

あんな高いところからバスごと転落したのだ。みんな死んでもおかしくはない状況ではある、正直実感がないが。今、この空間にいて歩き回っているというのも含めて。



....ここはどこで、俺は死んだのか、みんなはどこにいるのか



疑問が頭の中を埋め尽くしそうという時、グゥーと唸るような音が盛大に鳴った。

「いくら考えてもしょうがないぞ」と諭すように腹が鳴ったのだ。そういえばバスが落ちる前、昼前ぐらいだったのを思い出す。



昼飯でも食べてから考えよ



ただ、みんなと会えたら一緒に脱出してやるという目標は出来た。



















今何時だ?



いや、その前に飯か。






日記「2日目」→←→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:backrooms , ホラー,男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

魔裟斗(プロフ) - トめAと@カド松さん» 主人公君のスタミナと精神が削れていく...多分主人公君なら大丈夫ですよ!多分 (2022年11月20日 10時) (レス) id: c664745501 (このIDを非表示/違反報告)
トめAと@カド松(プロフ) - う、運が致命的に悪い…level!からlevel fun:)は流石に同情しちゃう… (2022年11月20日 9時) (レス) @page32 id: 98a0a1531c (このIDを非表示/違反報告)
魔裟斗(プロフ) - トめAと@カド松さん» 面白いと言って頂きありがとうございます!励みになります!パイプドリームから無事抜け出せても、レベル6やらありますからねぇ...主人公がどんな結末を辿るか、楽しみにして下さい! (2022年10月27日 6時) (レス) id: c664745501 (このIDを非表示/違反報告)
トめAと@カド松(プロフ) - レベル0の足音・・・レベル0ってたしか二人以上同時に会えない性質あったし多分エンティティだな・・・パイプドリームにはたどり着いたがはたして・・・  backroomsの作品少なくて、見に来てしまいました・・・!面白いです。頑張って下さい! (2022年10月26日 21時) (レス) @page13 id: 8b7bdbc23e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:魔裟斗#MEG日本支部 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年10月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。