お話 9 ページ9
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「さっきの会話聞いてただろうから分かってると思うけど、私、これから自習するの。」
今朝鍵変えたばっかりなんだけど…、なんで既に入れてるのよ！？っていうか勉強の邪魔だから帰れ！！と喉元まで出かかった言葉を飲み込んで、平静を装いながら、再び足を進め、自分の机の手前で立ち止まる。
「テヒョン君がそこにいると、私自習ができないんだけど？」
机に座り込んだテヒョン君に声を掛けると、にこーっと満面の笑みを浮かべたテヒョン君が机から降りたかと思うと、今度は椅子に座って、バンバン！！と自分の太腿のあたりを叩き始めた。
…なんとなく、言わんとすることはわかった。
でも、素直に言うこと聞く義理は無いよね、っていうか、座ったら最後、絶対に勉強なんてさせてもらえないし、そもそも部屋に居ること自体、別の目的だろうからさっさと追い出したいのにっ！
「…。」
どうしたものかとしばらく無言でテヒョン君の行動を見ていたら、痺れを切らしたらしいテヒョン君に手首を掴まれ引き寄せられる。
「A、なんで座ってくれないの？」
思いのほか強い力に、なんとか足を踏ん張ってテヒョン君に倒れ込むのだけは回避したものの、腰に腕を回して抱き込まれ身動きが取れなくなる。
「…いや、座っても勉強できないし、座ったらテヒョン君、べつの事しようとするでしょ？」
他の人はどうか知らないが、とりあえず私は無理。
人の膝の上に座って勉強なんて、出来っこないに決まっている。
そんでもって、テヒョン君がただ膝の上に座らせて大人しくしているなんて絶対にありえないし！！
…なんて思っていたら案の定テヒョン君が腕を伸ばしてきて制服のリボンタイに手を掛けたかと思うと、片方の端を引っ張ってきて、均一を保っていたリボンのバランスが僅かに崩れる。
「んー、じゃあAの勉強が終わるまではブラウスのボタンまでで我慢してあげる。」
それのどこが我慢なんだろうっていうか、それ全然勉強できないから。
っていうか、ブラウスのボタンまで外して何もせずに居られないよね？っていうか、これまでにも同じこと言って我慢した試しがないのお忘れですかテヒョン君…！！
「却下で。」
即答で答えると、ちょっとムッとした表情のテヒョン君にヤバい…と思ったものの時すでに遅く、テヒョン君の手が強く引かれたかと思うと、リボンの形が崩れて第一ボタンを外して着崩していた襟元がテヒョン君の眼前で露わになった。
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おるが(プロフ) - saxophonemomo05さん» わーーー、すみません…！めっちゃ寸止めで更新できてませんでしたーーーっ！！ちょっとこれは、早いうちに更新できるよう、更新優先リストに入れておきます…、もう少々、お待ちくださいませー； (2020年1月1日 4時) (
レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - いちごみるくさん» お返事おそくなってすみませんー；コメントありがとうございます♪お話、愉しんでいただけているようでうれしい限りです♪まったり更新ですが、更新がんばりますー！ (2020年1月1日 4時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
saxophonemomo05(プロフ) - 寸止めはきついっす（泣） (2019年12月22日 2時) (レス) id: d739caa636 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - はじめまして！この作品とってもドキドキしてニヤニヤしてしまいます！笑こういう系好きなんで(=ド変態)、とっても嬉しいです！笑 これからも頑張ってください！！更新頑張ってください！！ (2019年8月12日 0時) (レス) id: e7686b64cc (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - くるみさん» わー、毎度忘れたころに更新ですみませんーーー； 笑 少しずつですが更新して参りますので、また更新しましたらお立ち寄りくださいませ♪ (2019年7月19日 2時) (レス) id: be60b03619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おるが
| 作成日時：2019年2月26日 14時
