お話 13 ページ13
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「ユンギ先輩まっ…」
言うよりも早くユンギ先輩の白い指が胸元を滑り、あっけなくホックが外され、その視界に自分の胸が露わになる。
「ッ…、やっ……！」
解放感と共に訪れる羞恥に急いで両腕と手の平で胸元を隠すと、その手の甲にユンギ先輩の指が這わされる。
隠したものの場所はここだろう？と言わんばかりに、指先で手の甲をくるりとなぞられ、直接触られているわけでもないのに、慣らされた体はその刺激に素直に反応し、ぞわりと肌に鳥肌が立つ。
「…ッ、ひ……ゃ、っ…あっ…」
自分の手の平の中で形が変わっていくのを感じていると、ふっ…とユンギ先輩が表情を緩めた。
「なんてな。んなえろいもんつけて遊んでねぇで、ちゃんと勉強しとけよ？」
そう言って、ユンギ先輩は私の体から離れて、ベッドもさっと降りてしまう。
「…あっ…、」
「ん、どうした？」
「いえ、…なん、でもないです…っ…。」
声を掛けられて、思わず出そうになった言葉をギリギリで飲み込む。
「なんでもねぇなら、早くそのひでぇ恰好を直せ。んな恰好でいたら風邪引いちまうだろ。」
ユンギ先輩から掛けられる言葉は、すごく真っ当で優しいもののはずなのに。
疼いた体が訴える。
違う、今欲しいのはそんな言葉じゃない、と。
けれど、そんなこと言えるはずもなく、ゆっくりと起き上がり身を捩ってユンギ先輩に見えないようにブラのホックを止め直し、ブラウスのボタンも留める。
「でき、ました…。」
「ん、なら俺は部屋戻るわ。あのバカが戻ってきても部屋入れんなよ？俺が出たらドアロックもちゃんとするように。」
「…はい…っ。」
部屋の入口へと離れていくユンギ先輩に釘を指され、ベッドを降りユンギ先輩の後を追って部屋から出ていく先輩から少し距離を開けて立っていると、ちょいちょいと指先で手招きをされる。
なんだろう、と思って近寄れば、頭に腕を回され一気に距離が縮められ、チュッと軽く唇が触れ合う。
「…ンッ…、ぁ…」
「助けてやった分はこれでチャラな。」
唇が離れて少しだけ開いた距離でニッと笑うユンギ先輩。
軽くキスをされた、それだけなのに。
もうそれだけで、体は甘く疼きだす。
「…ッ、ユンギ先っ」
「さて、俺も自習でもすっかな。お前もちゃんと勉強しとけよ。じゃあな。」
そう言って、引き留めようとした言葉に被せる様にして、ユンギ先輩はそのまま部屋を出て行った。
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おるが(プロフ) - saxophonemomo05さん» わーーー、すみません…！めっちゃ寸止めで更新できてませんでしたーーーっ！！ちょっとこれは、早いうちに更新できるよう、更新優先リストに入れておきます…、もう少々、お待ちくださいませー； (2020年1月1日 4時) (
レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - いちごみるくさん» お返事おそくなってすみませんー；コメントありがとうございます♪お話、愉しんでいただけているようでうれしい限りです♪まったり更新ですが、更新がんばりますー！ (2020年1月1日 4時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
saxophonemomo05(プロフ) - 寸止めはきついっす（泣） (2019年12月22日 2時) (レス) id: d739caa636 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - はじめまして！この作品とってもドキドキしてニヤニヤしてしまいます！笑こういう系好きなんで(=ド変態)、とっても嬉しいです！笑 これからも頑張ってください！！更新頑張ってください！！ (2019年8月12日 0時) (レス) id: e7686b64cc (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - くるみさん» わー、毎度忘れたころに更新ですみませんーーー； 笑 少しずつですが更新して参りますので、また更新しましたらお立ち寄りくださいませ♪ (2019年7月19日 2時) (レス) id: be60b03619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おるが
| 作成日時：2019年2月26日 14時
