【歌い手】春の恋大合戦【浦島坂田船】

８話 心配性 ページ10

〜家(夜)〜
〜貴方視点〜

あれから夜になった

部屋が月光に照らされて綺麗…やねんけど

何処か暗くて不安になる

窓から逃げようとしたけど、鉄格子があって逃げられへんかった

はぁ…お母さんとお父さん元気かなぁ…

今頃泣いとるかなぁ


コン コン


『はぁい』


ガチャッ


うら｢A、風呂の時間だぞ｣

『あ、おんありがとう』

うら｢風呂場まで案内するから着いてこいよー｣


うらたんが呼んできたから立ち上がろうとすると


フラッ


うら｢！！あっぶな！！A大丈夫か！？｣


足元がフラついてもうて、倒れそうになってしもうた

うらたんが支えてくれたからえぇけど…


『ありがとう、渉…大丈夫やで』ニコッ

うら｢…心配だから俺が連れていく｣


ヒョイ


『え！？こ、これってお姫様…抱っこ！？や、やめて渉！重いから！！』

うら｢重くねぇよ、むしろ軽い｣

『いや、あの、降ろしてくれへん！？』

うら｢嫌だ、またコケそうになって怪我でもされたら俺泣く｣


んな、大袈裟な…

怪我の1個や2つなんもあらへんのに

唾付けといたら治るやろ←


『大丈夫やから！な！』

うら｢…ダメ｣

『なんで！』

うら｢はぁ…お前はもうちょっと自分の価値観をわかった方がいいぞ？
俺にとってはお前は命より大切な存在分かってるか？｣

『うっ…』


そうやった、この人達心配性の人達やった…


うら｢だーかーら！Aは大人しく運ばれてたらいいの！おけ！？｣

『…おけ』

うら｢よし！行くぞ！｣


結局うらたんにお姫様抱っこされながら行くんかい…

うぅ、恥ずかしい…




☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..
ゆゅねさん
｢んー…そうですね、もしかしてお母様やまだぬきパペット持ってました？
それと、ゆゅねさん主に紫のペンライトで降ってましたか？
私もよろしくお願いします！｣

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