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『ばぁっ』


膝丸「!?」



膝丸が起きた時、Aの顔はちょうど真上にあった


それに驚いた膝丸は目を見開くが、すぐに笑ってAの頬に手を添えた


Aはおかえりと膝丸に言う、そして埋め込んだ目の下を撫でて可愛い私の膝丸と呟いた



膝丸「…あぁ、ただいま主」


『うふふ、中々膝丸が起きないから髭切また寝ちゃったよ?』


膝丸「兄者はもう起きてたのか?」


『うん、なんかね「鬼を斬ってきた」って言ってたよ。きっと鬼の夢でも見たんだろうね』



膝丸は横を見て髭切の顔を見る、とても幸せそうに寝ていた


膝丸はあぁ、俺は今ここにいる…とても幸せな…ここにとまた涙を流す



『膝丸は泣き虫だね!ふふ、水分いっぱいとっておこうね〜』


膝丸「なっ!泣いてはない!」



頬を赤らめ否定する膝丸の頭を撫でて可愛いね〜と笑うA


そして膝丸に布団をかけた



『膝丸も疲れたでしょ?寝てていいよ、この後やることないしね!』


膝丸「あぁ、そうさせてもらおう…ありがとう」


『いいよいいよ〜!じゃ、私は行くから寝ててね』


膝丸「あぁ」



おやすみと言ってAは部屋を出た


陽の光がかすかに入る部屋はとても美しい


膝丸は陽の光に手を当て少し遊ぶ



髭切「…起きたかい?」


膝丸「兄者…起こしてしまったか?」


髭切「いいや、僕が勝手に起きただけだよ」



髭切は膝丸の頭を撫で、いい子いい子と言った


髭切の目は膝丸と同じ目


目を細め笑うその姿はとても綺麗だ



髭切「まだ寝ないのなら僕の話を聞いてくれるかい?」


膝丸「あぁ…俺も兄者に話したいことが山ほどある」



お互いに顔を緩め、笑う


よく似ている2振りは源氏の重宝


今は使命を果たすためここにいる


だが戦が終わるとき


彼らはどうなるのだろうか


いいや


戦が終わっても。きっと彼らは


二振一具、もう離れることは無いだろう

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とわ@天然水かき氷サーバー(プロフ) - は?好き←← あなたは天才なんですね、作者さん!めっちゃ面白かったです!!!これからも自分のペースで頑張ってください!!! (2019年3月20日 23時) (レス) id: 65713bc5e7 (このIDを非表示/違反報告)
かっぷちーの@katuputi_no_(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます! (2019年2月2日 12時) (レス) id: 5ff4d799b9 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 黒い五虎退ちゃんすき… (2019年1月20日 15時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
かっぷちーの@katuputi_no_(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!そう言って貰えて私とっても嬉しいです…!百目鬼ちゃんどうなるんでしょうね!私にもわかりませんww (2019年1月10日 1時) (レス) id: 5ff4d799b9 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 続編御目出度う御座います。前回の最後に書いてあッた一文読ん ンでゾクッとなりました。百目鬼ちゃんが如何なるのかと思うと興奮で身体がザワザワします(クズ) (2019年1月8日 22時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっぷちーの@katuputi_no_ | 作成日時:2019年1月7日 3時

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