【刀剣乱舞】おかしな罪 二

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『はいみんなお待たせ〜！』


加州「可愛い〜！兎だ！」


『うんっ！林檎を兎に切ってみたの！』



Aは皿を置き、食べて食べてと差し出した


皿の上には兎の形をした林檎とビスケットが乗ってあった


これは？とビスケットに興味を示した小夜は不思議そうにビスケットを眺める



『ビスケットって言って外国のお菓子だよ〜、食べてみて食べてみて！』


小夜「びすけっと……」



小夜は恐る恐るビスケットを口の中に入れるとサクッという音と共に甘い味が広がった


小夜はそれに驚いた顔をして桜を散らした



髭切「うんうん、おおらかにゆったりといこう」


膝丸「兄者っ…！！」


『膝丸は髭切のことが大好きなんだね！』



髭切の横で膝丸は桜を散らし涙している、Aは面白いと言って膝丸にニコリと笑った


緩やかな暖かい時間、人殺しの少女とその道具達


不思議な空間だった、だが小夜や亀甲や膝丸そして五虎退にはとても暖かい空間に感じた



五虎「…平和、ですね」


亀甲「そうだね。人を殺した人と、人を殺すための道具達とは思えない」


五虎「そうですね」


亀甲「ご主人様の所へ行かなくていいのかい？」


五虎「はい、貴方とお話がしたかったので」


亀甲「ふふ、僕も丁度そう思っていたところさ」



加州に髪の毛を結んで貰い、笑っているAを横目に2振りは密かに微笑んだ

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