苗字もらってくれませんか？ (ページ5)

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苗字ページ5

最寄り駅からショッピングモールに行き目黒に新しいピアスを選んで貰い、タピオカを買って飲んでいるとあっという間に14時30分になってしまった。

「目黒、そろそろ時間じゃない？」

「ん、知ってる。」

「じゃぁ、私帰るわ。」

「お前バイトは？」

「今日はないよ。」

「じゃあ、来る？」

「どこに？」

「稽古場に。」

「いいの？」

「うん、来る？」

「行きたいかも」

「じゃあ決まりな。」

そう言い、目黒に手を引かれ駅に行き電車に乗って来たのは新橋演舞場の稽古場。

「お疲れ様です。」

そう言いながら扉を開けて入っていく目黒に手を引かれて入っていくと

『あ、遥さん！！！！！』

「あ、ラウールくん」

「遥、お前知り合いなの？ラウールと」

「昨日の子。」

「え？お前に声掛けた高校生？」

「そう、不思議高校生。」

『遥さん、今日も可愛いですね！』

「あーそう？」

『はいｯ！可愛いです！』

「ありがとう、ラウールくん。」

「はいはい、話はそれぐらいにして。岩本くん達戸惑ってるから。」

「あ、どうも。はじめまして、目黒の幼馴染みの目白遥です。」

「あ、岩本照です。」

「深澤辰哉です。」

「阿部亮平です」

「宮舘涼太です」

「佐久間大介であります！」

「向井康二です。」

「渡辺翔太｡」

「え？なべにぃ？！」

「うん、久しぶりだな遥。」

「え、翔太と目白さん知り合い？」

「遥が高校生の時にたまたま俺が目黒の家に遊びに行ってその時知り合った。」

「なべにぃ、また痩せた？」

「お前こそ身長縮んだか？」

「伸びたから！164から169まで伸びたし！」

「えぇ！！目白さん俺より身長が高いでやんすか？！」

「え？佐久間さん私よりちっちゃいんですか？」

『佐久間くんどんまい。』

「ラウール…!」

「あ、そういえばラウールくん苗字は？」

『あ、えっと村上です。』

「村上ラウールくん？」

『いや、村上真都ラウールです。』

「そっか。あ、この間の話。友達からでもいいかな？」

『はいｯ！』

「じゃあ、改めてよろしくラウールくん。」