2回目のデートと先輩 ページ33
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「雨だね」
「雨ですね……」
今日は2回目の先輩とのデート。なのに天気は雨。
「ま、これから行くところは天気関係ないからさ」
「そうなんですか？」
「そ、じゃあ行こっか」
「はい」
すると、ナチュラルに手を繋ぐ先輩。
先輩と手を繋ぐななんて初めてじゃないのに、今日はいつもよりもドキドキして心臓が爆発しそう。
今日も先輩について行くがままで、到着した先は水族館。
「今日は水族館ね、好きでしょ？」
「はい！ 先輩最高！」
「ふは、はしゃぎすぎ。じゃあ、入ろっか」
ひょっとして先輩天才かな？
今回も、もちろん私のペースに合わせてくれる先輩。
ふたりして、沢山の魚とか、クラゲとか眺めて綺麗だね〜なんて感想を言い合う。
「13時からイルカショーだってよ」
「えっ、絶対観たいです」
「じゃあ、お昼食べてから観よ」
「はい！」
イルカショーは1番前で観たかったけど、濡れるとちょっと困るねって話になって、濡れない位置に座ることになった。
イルカショーは想像以上に凄くて見入っていたら、
「そしたら、これから観に来て下さってる皆さんにも手伝ってもらいます！」
イルカのルカくんにボールを投げてもらいます！
「わ、先輩協力だって！」
「案外Aちゃんが選ばれたりして」
「えー、それは無いですよ」
「そしたら〜真ん中あたりに座っているワンピースを着ている彼女さん！」
そんなこと言っていたら本当に選ばれちゃって、
「へ？ 私？」
「やば、すご」
驚いて先輩を見れば笑いを堪えてる。
「見てるから、行ってきな」
「は、はい」
階段を降りてイルカのプールに近づけば、インストラクターのお姉さんから簡単な説明を受ける。
「そしたら1、2の3で、ルカくんにボールを投げてください！ みなさんも一緒に掛け声お願いします！『1！2の！3！』」
掛け声に合わせて、ボールを投げいれればルカくんがキャッチして、空中の輪っかにボールを投げ入れた。
「すごい！ 成功ですー！」
気づいたら沢山の拍手に包まれて、嬉しくて先輩の方を向くとまたあの優しい笑顔で凄いじゃんって言ってるのが分かった。
(あ……私、先輩のこと好きなんだ)
胸の奥がじんじんして、温かくなるのが分かった。
続く (更新停止中)
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砂糖と塩(プロフ) - なゆさん» ありがとうございます🥲！ 楽しみにして下さってるのに更新止まっててすいません。近々更新するようにします🙇♀️ (8月1日 11時) (
レス) id: ef344ed631 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - 本当に面白すぎですしリアコすぎます。続き待ってます (7月31日 23時) (レス) @page29 id: 89839acb23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖と塩 | 作成日時：2022年9月20日 20時
