お昼休みと先輩 ページ3
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お昼は、ロロとちぃのおかげで女の子達がドンヒョク先輩との事を聞きに来ることはなかった。
聞きに来ないだけで、今にも聞きたそうにしてそわそわしてるのは分かるからロロとちぃには感謝だ。
「Aちゃん大丈夫？」
「大変なことになったよ……」
「だから言ったのに……」
「だって、オッケーするとは思わなかったんだもん」
噂では可愛い女の子が好きなんでしょ？ 私とは正反対なのに。
「Aちゃんはかわいいよ」
「ありがとうちぃ。でもそうじゃなくて……しかもなんでか私の名前知ってたし」
私ちゃんと名乗った覚えないのに。
「そんなの、ヒョンが前から知ってた可能性もあるじゃん」
ロロがありえない話をするからむせた。
ロロは「ちなみに俺もチソンもAのことは話したことないからね」と続けた。
「うわ、大丈夫？」
「変なこと言わないでよ……」
なんで先輩が前から私の事を知ってる可能性があると思ってんだろ。というか、お昼休みが始まって20分くらい経つけど、ドンヒョク先輩来ないんだなあ。
朝は駅で待ってたし、学校ついても教室まで送ってくれたから、てっきりお昼も来るかなって思ったのに。
「Aちゃんどうしたの？ そわそわして」
「えっ、あ、いや……」
無意識に態度に出てたみたいで恥ずかしくなる。
「へチャニヒョン？」
図星で顔が赤くなるのがわかる。
「ち、違うよ」
「ヒョンなら今日は2年生の部会で来ないよ」
にやにやするロロ。
「別に、ドンヒョク先輩のこと待ってないし！」
「ふーん、素直になっといた方が良いんじゃない？」
「変なこと言わないでロロ。先輩のことなんか待ってないってば」
「そ、言っとくけど忠告はしたからね」
「え？」
すると笑顔でスマホの画面を見せてくるロロ。
──ヒョンが来ないからAがそわそわしてるよ。Aってば「先輩のこと待ってない」って強がってるけど。
「ろ、ロロのばか！」
「は？ ばかって言った方がばかだし！」
なんで言っちゃうの！ まるで先輩のこと大好きみたいじゃん！
「今日はソッコー帰ろ、うん、そうしよう」
「あ、今日部活ないぽいから頑張れ」
よりによって……。ホームルーム終わったらすぐ帰んなきゃ……。
「へチャニヒョン、足速いから頑張ってねAちゃん」
「ちぃ……」
「あ、ヒョンが『絶対捕まえるから言っといて』だって」
なんでこうなっちゃったんだろ。
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砂糖と塩(プロフ) - なゆさん» ありがとうございます🥲！ 楽しみにして下さってるのに更新止まっててすいません。近々更新するようにします🙇♀️ (8月1日 11時) (
レス) id: ef344ed631 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - 本当に面白すぎですしリアコすぎます。続き待ってます (7月31日 23時) (レス) @page29 id: 89839acb23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖と塩 | 作成日時：2022年9月20日 20時
