とある土曜日 ページ1
「さて、これから会議を始めます。」
広い部屋の静寂を破るように、『想いを手に願いを込めて』が皆に呼び掛ける。
彼女は議長。知る人ぞ知る☆7代表詐称曲である。
「今回の議題は...」
彼女が言うと同時に突如流れ出すドラムロール。ｼﾞｬｶｼﾞｬｶｼﾞｬｶｼﾞｬｶ...ジャン！
それが終わると今度はスクリーンに大きな文字が現れる。
「ズバリ、空気曲についてです！」
そのとき、会場に電撃走る。ざわざわとどよめく曲たち。その視線は一点に向けられていた。
「ん？どしたの？」
悪い意味で注目の的になっていたのは『サタデー太鼓フィーバー』。普通に空気曲だ。皆さんは、この曲プレイしているドンだーを見たことがあるだろうか？
普通にないと思われる。
彼女はとにかく野暮ったい...つまり空気が読めない。実際、この数十人、数百人に見つめられている中、状況がわからず首をかしげている。
想い手は、そんな太鼓フィーバーに面と向かって言う。
「私は空気曲に枠を使うのは勿体ないと思います。誰もプレイしないのなら存在価値が薄いと思われます。それに」
そのとき、想い手の発言を遮るようにさいたま2000が言った。
「ちょっと待ってください。あなたは何か空気曲に何か恨みがあるのですか？それに、あなたは議長なので意見せずしっかりと自分の役目を果たしてください。」
言い終わるとともに、またしても訪れる静寂。それを破ったのは、想い手の笑い声だった。
「ふふっ...その通りです。恨みはありません。つまり、無理をして捻り出した理由です。」
「それをする意味とは？」
「ありません。流石人気曲、隙を見せるといけませんね。はぁ。」
「え、一体どういうこと？」
未だに状況をつかめない太鼓フィーバーに対して、からかうように想い手が言う。
「このままだとあなたは負けますよ。私に勝ってみてください。」
「殴り合い？それなら負けないよ〜！」
「いいえ、違います。発言をして私に勝ってください。」
「わかった」
その瞬間まさにどおおおんといった感じで爆発した。
負傷者は奇跡的にいなかった。
その後、みんなは太鼓フィーバーが発声する度に肝を冷やすようになるのは言うまでもない。
想い手「あれ...？Many wow bang!のほうが空気じゃね...？」
さいたま「青葉は双打需要あるから...解禁めんどいけど。」
メカデス「ばしょん先生に限らず大体☆7なんて空気だろ。」
※さいたまとメカデスは今でも人気です。
おわり
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チカ(プロフ) - 外しました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年6月30日 14時) (
レス) id: 3df751fb50 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月30日 4時) (レス) id: cc384a4978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チカ | 作成日時：2019年6月30日 4時
