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ドジなシェリン・バーガンディ ページ5

俺の朝の始まりは、シェリン・バーガンディの音割れから始まる。

ローレン・イロアス「......今日のケア、上手くいくかな。」

シェリン・バーガンディ「今日はやけに自信がなさそうですね?」

ローレン・イロアス「どっかの探偵の音割れ大声のせいです。」

シェリン・バーガンディ「............」

ローレン・イロアス「マジでやらないで、お願いだから。警備係のアクシア呼ぶぞー。」

この人は先輩だ。例の事務所でもかなりの人気を誇り、多くの人から愛されてきた探偵。この人は不祥事を起こしてここに来たわけではなく、魂が消えたことでここに来てしまった。

彼曰く、死因はめっちゃダサい。

シェリン・バーガンディ「雨の日、出掛けたのが間違いだったなーって思うよ...はい...」

かなり気まずそうにしていたのを覚えている。こちらからすれば、

ローレン・イロアス「死にダサいもクソもないでしょうに。」

......それでも彼は、自分の死を恥ずかしく、同時に誇りだと言い切った。

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作者名:琲世 | 作成日時:2022年4月14日 8時

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