検索窓
今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:1,938 hit

現実世界 ページ22

黛灰「おはよ。」

「ん。」



夢を見た。後輩が目の前で車に轢かれ、頭を潰されるという、酷い夢だ。
後輩はこの通り元気にしている。仲良くしてくれている。そんな後輩を俺は、夢の中で殺した。その事実があるだけで顔が合わせづらいし、今日の収録もちょっと気まずいかもしれない。

そんな俺を気遣ってか、後輩は自動販売機で買ったおしるこを俺に投げつけた。後輩面もせず、かといって調子にも乗らない彼女に、少しは救われている。



加賀美ハヤト「おはようございます。」

「おはようござまーす。ろふのゲスト出演だなんて光栄ですよぉ、本当に。」

加賀美ハヤト「いかにも面倒そうな言葉遣い......さては夜ふかししましたね?」

「テレビが面白すぎたんですってぇ。」

黛灰「......」



気が楽になったところで、卒業という形は変わらないのだが。俺は卒業すると決めた。決めたことは曲げない。もう二度と曲げはしない。それでお前も少しは救われるんだろ?



黛灰「(ん?俺が卒業したら後輩が救われるって......なんだ?)」

「おや。人が倒れている。」

加賀美ハヤト「ちょっと見てきますね。大丈夫ですかー?」

「............寒いなぁ。こんなにも雪が降る日は、血がよく目立つ。」

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:にじさんじ , 別人格 , 戦闘
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琲世 | 作成日時:2022年4月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。