検索窓
今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:5,868 hit

16 ページ16

A「わたし、本当はここに残りたい···。御幸くんと一緒に卒業したいよ···」


七瀬の目から涙が流れ頬を伝う。


御幸「七瀬、俺達はまだ子供だから、思い通りにならないことばかりだ。でも、それもあと1年ちょっとだぜ?それだけ我慢すれば今よりもっと自由になるし、いつでも会えるよ」


A「うん···」


俺の手が勝手に動いて七瀬の涙をぬぐった。


七瀬は一瞬ビクッとして、俺も自分自身の行動に驚き、2人とも固まった。


御幸「あ···わ、わりぃ。なんか、勝手に···ははっ」


変な言い訳をしながらさりげなく手を降ろした。


七瀬の表情はちょっと明るくなっていた。


A「ありがと···。御幸くん、私が長野にいっても連絡とってくれる?」


御幸「当たり前だろ!毎日でもメールするよ」


A「ふふっ。ていうか、そろそろスマホに買い換えたら?LINEのほうが楽だよ?」


御幸「····考えとく」


七瀬の笑顔がいつもの笑顔に戻って安心した。


御幸「明日学校来んのか?」


A「うん。制服クリーニングに出してたから、明日返しに行くよ」


御幸「そっか。俺達明日午後から始業式の準備してからオフなんだ。最後に見送るよ」


A「え?ありがと。嬉しい」


明日はついに夏休み最終日。


明日こそ、七瀬に気持ちを伝えるんだ。


でも、その前に····

17→←15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アンズ(プロフ) - うわぁぁあ……切ねぇ…… (2022年2月3日 23時) (レス) @page20 id: af5bfd0de9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sone | 作成日時:2021年7月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。