俺の好きなおねーさん ページ39
冬休みが終わって俺は寮に戻った。
プロでも野球を続けるから引退しても休んではいられない。
身体を衰えさせないためにも後輩たちと一緒に練習を続けていた。
隣で走っている倉持も大学で野球を続けるらしい。
倉持「そーいえばお前、おねーさんとはどうだったんだよ」
御幸「あー・・・、それが・・・」
倉持「それが?」
御幸「付き合うことになった」
倉持「マジかよ!お前リア充か!うぜー!」
御幸「いてっ。どういたしまして!」
倉持にケツを蹴られたが、俺はダッシュで倉持から逃げた。
倉持「俺に足で勝てると思うなよ!ヒャハハ!」
御幸「うわっ、追いかけてくんなよ!」
結局俺は倉持に追いつかれ、飛び蹴りされた。
倉持「んで、一線超えたのか?」
御幸「いや、ほんとは超えたかったんだけど・・・」
Aと付き合うことになったけど俺の冬休みは3日ほどしかない。
だから少しでも長く一緒に過ごせるようほとんどAの家にいたんだ。
Aの部屋は2階、両親の部屋は1階で離れてるから音は聞こえない。
しかもAのお父さんには二人きりの時こっそり「避妊だけはしっかりしろよ」と言われたくらいだ。
これは、まあ、そういうことだろ?
そして夜・・・
A「明日は何時に出るの?」
御幸「ん〜、8時くらいかな?」
A「そっか。そしたら次会えるのは卒業式だね」
御幸「うん。でも、今まで会えなかった時間よりかは全然短いよ」
A「そうだね」
お酒を飲んでほろ酔い気分のAは頬がほんのり赤くて、目もトロンとしていてすごく色っぽかった。
我慢できなくて、俺はAの頬に手を添えてキスをした。
顔を離すと、最初は驚いているようだったけど、受け入れるように微笑んだ。
だから何度もキスをして、ベッドに押し倒した。
御幸「なあA、いい?」
Aの顔にかかった髪を払って頬を撫で、俺は眼鏡を外しベッドの傍に置いた。
Aは微笑んでいたから、OKだと思っていた。
A「・・・ダメ」
御幸「えっ」
A「キスはいいけど、それ以上は二十歳になってからね」
御幸「えーーーーー」
御幸「てなわけよ」
倉持「ヒャハハ!ドンマイとしか言えねーな!」
御幸「二十歳って・・・あと2年近くもあるじゃねーかぁぁあぁあ!」
倉持「御幸がこんなに乱れるなんて相当だな・・・」
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うへ子 - 面白い自分好みの小説です!もっと書いて欲しい(我の願い) (2021年7月1日 20時) (レス) id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sone | 作成日時:2021年6月22日 18時