検索窓
今日:5 hit、昨日:13 hit、合計:40,146 hit

俺の好きなおねーさん ページ39

冬休みが終わって俺は寮に戻った。


プロでも野球を続けるから引退しても休んではいられない。


身体を衰えさせないためにも後輩たちと一緒に練習を続けていた。


隣で走っている倉持も大学で野球を続けるらしい。


倉持「そーいえばお前、おねーさんとはどうだったんだよ」


御幸「あー・・・、それが・・・」


倉持「それが?」


御幸「付き合うことになった」


倉持「マジかよ!お前リア充か!うぜー!」


御幸「いてっ。どういたしまして!」


倉持にケツを蹴られたが、俺はダッシュで倉持から逃げた。


倉持「俺に足で勝てると思うなよ!ヒャハハ!」


御幸「うわっ、追いかけてくんなよ!」


結局俺は倉持に追いつかれ、飛び蹴りされた。


倉持「んで、一線超えたのか?」


御幸「いや、ほんとは超えたかったんだけど・・・」





Aと付き合うことになったけど俺の冬休みは3日ほどしかない。


だから少しでも長く一緒に過ごせるようほとんどAの家にいたんだ。


Aの部屋は2階、両親の部屋は1階で離れてるから音は聞こえない。


しかもAのお父さんには二人きりの時こっそり「避妊だけはしっかりしろよ」と言われたくらいだ。


これは、まあ、そういうことだろ?


そして夜・・・


A「明日は何時に出るの?」


御幸「ん〜、8時くらいかな?」


A「そっか。そしたら次会えるのは卒業式だね」


御幸「うん。でも、今まで会えなかった時間よりかは全然短いよ」


A「そうだね」


お酒を飲んでほろ酔い気分のAは頬がほんのり赤くて、目もトロンとしていてすごく色っぽかった。


我慢できなくて、俺はAの頬に手を添えてキスをした。


顔を離すと、最初は驚いているようだったけど、受け入れるように微笑んだ。


だから何度もキスをして、ベッドに押し倒した。


御幸「なあA、いい?」


Aの顔にかかった髪を払って頬を撫で、俺は眼鏡を外しベッドの傍に置いた。


Aは微笑んでいたから、OKだと思っていた。




A「・・・ダメ」


御幸「えっ」


A「キスはいいけど、それ以上は二十歳になってからね」


御幸「えーーーーー」








御幸「てなわけよ」


倉持「ヒャハハ!ドンマイとしか言えねーな!」


御幸「二十歳って・・・あと2年近くもあるじゃねーかぁぁあぁあ!」


倉持「御幸がこんなに乱れるなんて相当だな・・・」

俺の好きなおねーさん→←34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うへ子 - 面白い自分好みの小説です!もっと書いて欲しい(我の願い) (2021年7月1日 20時) (レス) id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sone | 作成日時:2021年6月22日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。