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男子トイレも女子トイレも、試合後だからか混み合っていた。


私とメガネくんは壁に寄りかかりながら話していた。


沢村「だーーー!まだこんなにも列が!!漏れてしまうーー!」


男子トイレの中からさっきぶつかった子の声が聞こえた。


A「・・・・あの子、元気だね」


御幸「ちょっとうるせーけど・・・。そういえばなんでここにいるの?」


A「あーー、野球好きの友達の付き添いで見に来たんだけどね。まさかメガネくんがいるとは思わなかった(知ってたけど)」


御幸「そっか。偶然だけどおねーさんにまた会えてよかった。俺、ずっと言いたかったことがあったから」


A「え・・・」


御幸「あんなこと言ってから会えなくなっちゃったから、本当に後悔してて・・・。あの時はガキだったから、わがまま言っちゃったし、おねーさんのこと嫌いじゃないのに、ごめん・・・」


A「メガネくん、私こそごめん・・・。メガネくんの面倒見たいって言ったの私なのに、無責任に突き放して、傷ついたよね」


御幸「そんなことないよ!俺嬉しかったし!」


A「ほんと?私、弟ができたみたいですごく嬉しかった。本当は離れたくなかったの。全部自分が悪いんだけどね。生活力がないから・・・」


御幸「弟、か・・」


メガネくんがボソッとつぶやいたところで、男子トイレからメガネくんの後輩、女子トイレから七世が出てきた。


七世「あ!御幸君と降谷君と沢村君と小湊君!?」


沢村「え、どこかで会ったことありましたっけ?」


A「ごめん。この子高校野球オタクなの」


七世「青道の主力メンバーはもうリサーチ済みなの!こんなところで会えるなんて最高だわ〜」


沢村「はっはっは!私のファンがこんなところにもいたとは!ツーショットでもお撮りしましょうか!」


春市「別に栄純君のファンなんて言ってないよ?」


御幸「そろそろバスが出ちまうから早くいこーぜ」


A「あ、じゃあ見送るよ」


私たちは青道のバスの方に向かって歩いた。

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うへ子 - 面白い自分好みの小説です!もっと書いて欲しい(我の願い) (2021年7月1日 20時) (レス) id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sone | 作成日時:2021年6月22日 18時

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