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それからほぼ毎日、平日にはあの小学生たちに声をかけられた。


最初は無視していたけど、意外にかわいい子たちだった。


「ねーちゃんすげーー!」


「なんでそんな遠くに投げられんだよ!」


A「へへーん!私運動神経はいい方なの!君たちは野球やってるの?」


「みんな同じリトル入ってるんだ!でも、まだ試合には出られないから練習してんだ」


A「へー。みんなすごいねぇ」


「俺たち土日はここで練習してるからおねーさんも来てよ!」


「そーだそーだ!来てよ!」


「ちょうど日曜日試合だし!」


A「へ?」


結局ゴリ押しされて、日曜日に行く約束をしてしまった。





A「ほら、みんな暗くなってきたから帰るよー」


「「「はーい!」」」


小学生を引き連れて帰る私って・・・。


よかった友達に見られてなくて。


一人、二人と減っていき、最後は私とあのメガネくんだけになった。


「そういえばおねーさんの名前聞いてなかったね」


A「あ、うん。私は七瀬A。君は?」


「俺は御幸一也」


A「みゆき?珍しい苗字だね」


御幸「うん。よく女の子みたいってからかわれる」


A「ぷっ、みゆきちゃん?」


御幸「やめてよ!」


メガネくんは顔を赤くしている。かわいい・・・


A「まあまあ。メガネくんポジションは?」


御幸「キャッチャーだよ!」


A「へー、珍しいね。小さい子ならピッチャーとか目立つポジションが好きそうなのに」


御幸「キャッチャーはすげーかっこいいんだよ!」


メガネくんは目をキラキラさせながらキャッチャーについて語っていた。


友達といる時はクールなイメージだったけど、やっぱりちゃんと小学3年生なんだ。


御幸「おねーさん聞いてた?」


A「き、聞いてたよ!」


御幸「ほんとー?」


A「うん、ほんと。メガネくんのプレー楽しみにしてるね」


御幸「うん!俺がキャッチャーのすばらしさ教えてあげる!じゃあね!」


ちょうどメガネくんの家の前についた。


建物には『御幸スチール』と書いてあるから自営業なんだろう。


御幸「とーちゃーん!ただいまぁー!」


メガネくんは家の中に走っていった。


私もメガネくんを見送って自分の家に向かった。

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うへ子 - 面白い自分好みの小説です!もっと書いて欲しい(我の願い) (2021年7月1日 20時) (レス) id: 5d1e784f6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sone | 作成日時:2021年6月22日 18時

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