07魔法使い ページ8
「お掃除とか…何でもするから
大王様のお城に住まわせてください」
「うん、モチロン！
じゃあ戻ろうか」
もう一度空高く飛び上がる大王。
「大王様は魔法が使えるのですか？」
平然と空を飛んだり、光線を出したり。
普通ではないことは確か。
「そーだよー！スゴイでしょ」
「はい！」
「体質とかあるからさ、出来ない事も
あるけど、Aにも教えてあげるね」
「やった！ありがとうございます」
鳥よりも速く高く。
この濁りのない空を飛びたい。
“魔法使い”
小さい子なら必ず憧れるであろう名前。
それになれるかもしれないなんて、と
子供らしくない私もこの時はとてもワクワクした。
.
.
.
「さぁーて、着いたよ！
君の新しい居場所」
大きくそびえ立つお城。
中も豪華だったけど、外観も劣らず豪華。
「俺の家来は沢山いるけど、
その中でも特に俺に近い人たちを紹介するね」
中の、私が眠っていた部屋へと入る。
大王がパチン、と指を鳴らすと
部屋の中なのに風が一瞬吹いた。
瞬きをして、大王を見れば
後ろに男の人と女の人がいる。
いつの間に来たのだろうか。
「だぁーれが家来だって？オイカワ大王？」
赤いマントを纏う大きい男の人が
大王に向かって話しかける。
「ごめんごめんクロくん。
めんどくさいからそうまとめて呼んじゃった。
A、この人はクロオ テツロウ。
黒魔術師」
「気軽にクロって呼んでな！」
大きくて、怖いと思ったけど
笑顔は優しくて、この人も多分いい人。
「クロさん…よろしくお願いします
あの、家来じゃないって？」
大王は世界で一番偉い人。
この世界の人類全員が、この人の
家来みたいなものではないのか。
そう思ったから聞いてみた。
〜〜〜〜
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MAGIC(プロフ) - 来世編作って下さい！！！！！！ (2019年1月18日 20時) (
レス) id: 7088d3da14 (このIDを非表示/違反報告)
MAGIC(プロフ) - めっちゃ感動しました(´；ω；｀)めっちゃ涙でたし おいがわさぁーん 素敵なお話でした！これからも頑張ってください。 (2019年1月17日 22時) (レス) id: 7088d3da14 (このIDを非表示/違反報告)
蘭緒@Trombone - 感動しました。最後な近づくにつれて涙腺崩壊(笑)素敵なお話でした。これからも頑張ってください！ (2018年1月17日 21時) (レス) id: 0600f4113b (このIDを非表示/違反報告)
朱蘭 - 最後で涙腺が…及川さん大好きです！！ (2018年1月4日 17時) (レス) id: 0b13844573 (このIDを非表示/違反報告)
れいる(プロフ) - すごく素敵なお話でした！！もう涙が止まらなかったです！！！これからも頑張って下さい！！！作者登録とお気に入り失礼します！！ (2017年12月22日 23時) (レス) id: 20cf36dfdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお
| 作者ホームページ：http://www.pixiv.net/member.php?id=2098107
作成日時：2014年11月21日 18時
