Feeling unsure-分からない気持ち- ページ5
天side
初めて会った彼女、志万Aさん。
楽から嫌というほど、聞かされていた。
大手企業の令嬢でありながらその地位に媚びることなく、自らの手腕で人気モデル、女優として活動している。
性格も非常に朗らかで、とても楽の幼馴染には見えない。
「どうしたの、天。さっきからAさんと楽のこと見て。」
「別に。」
…ただ、羨ましいと思っただけだよ。
…………………“羨ましい”？
なんで、羨ましいなんて……。
わからないけど、Aさんの隣にいることが出来る楽が羨ましいと思った。
ボクの目線の先には、楽しそうに話す姿が目に映る。
「お父様とは仲良くやってる？」
「残念ながら、それは無理な相談だな。」
「もう…そこはかわらないんだね。」
「楽ー！Aさーん！」
龍が突然２人に話しかける。
急にどうしたんだろう。
「はーい？」
「夜飯、食べに行こう。」
「Aはどうする？明日も仕事あるんじゃないか？」
「それは楽もじゃないの？私は明日丸１日オフだけど。」
「俺達も明日はオフだ。」
「へぇ、じゃあよかったら明日会いませんか？」
「いいけど…大丈夫？」
「おいおい、明日はIDOLiSH7とRe:vale…。」
「みんなで会おうぜ。姉鷺さんとか小鳥遊さんも同性増えた方がいいだろ。」
「スキャンダルにはなりたくないなぁ。ドラマも控えてるしね。」
「じゃ、あとで場所ラビチャする。一緒に行くか？」
「いいの？」
「家に迎えにいく。」
「了解。準備しておくね。」
「じゃあ、夜ご飯食べに行こうか。」
「何食いたい？」
「んー、楽の好きな蕎麦にする？」
「久しぶりなんだし、Aの好きなものにしようぜ。」
「えぇ、好きなものいっぱいあって困る。(笑)」
「相変わらずだな。」
こんな楽しそうな楽、久しぶりに見た。本当に、Aさんのことが…
好きなんだ……。
アイドルとしては最低だけどね…。
アイドルだから、ボクたちの恋人はファンである。ファンでなければならない…はずだ。
楽に思っていることのはずなのに、だんだん自分に言い聞かせている気分になる。なんでこんな思いになるのか、ボクにはわからない。
まだ、知ってはいけない気がした。
結局、蕎麦になった。
楽がいつも手伝っている蕎麦屋、山村蕎麦に。
「あれ？天にぃ？」
「陸……。」
「TRIGGERもここか？」
「っていうか、そこにいるのは…。」
「Oh!Beautiful Girl！」
「みんな、知り合い？」
「IDOLiSH7だ。」
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釉月(プロフ) - あやかさん» 誰になるか楽しみにしててくださいね！読んでくださってありがとうございます！ (2017年11月6日 21時) (
レス) id: 9b5d640996 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - 誰が好きなのかすごい気になるね (2017年10月31日 22時) (レス) id: 90d3cfd55f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：釉月-ゆづき- | 作成日時：2017年10月31日 21時
